今年の紅葉は一週間ほど早めに推移していると言われているので、奥多摩も例外ではないはず。
今ごろは最高潮に達しているであろうタワ尾根の紅葉、私にとって未踏の篶坂ノ丸からウトウの頭に
同行させていただきました。
聞いたことのない地名でしたが、地図にはしっかり載っていますね!
私が知らないだけでした^^;;
ただ、登る道はバリエーションなので私は付いて行くだけ…地図読みができない悲しさです。。。
奥多摩の紅葉は始まったばかり、まだ緑が濃いですね!
林道沿いに咲く秋の草花を鑑賞しながらゆっくり歩きます。
【アワコガネギク】
湿った崖にはダイモンジソウとジンジソウが仲良く咲き揃っています。
写真を撮った時はすべてジンジソウだと思っていたのですが、
帰宅後画像を見てみると“大”の字と“人”の字の二種類あるこが分かりました。
【ダイモンジソウ】
【ジンジソウ】
おや、こんな所にフジアザミが…
誰かが植えたものでしょうか?それともフジアザミはもともと奥多摩に自生していたものでしょうか?
何だか怪しい植生です。
【フジアザミ】
【リンドウ】
【ヤクシソウ】
雲一つない青空、今日の山歩きは期待できますね!!
さて、いよいよ山道に入っていきます。
すぐにキッコウハグマがお出迎え。嬉しい出会いです^^
【キックハグマ】
今日は、葉っぱ図鑑を片手に樹木の名前を覚えようと、意気込みだけは十分なのですが…^^;
ブナ
特徴的な形の葉はどうにか同定できるのですが、少しでも変形するともうお手上げ^^;
ウリハダカエデ
ミズナラ
ミズナラ
【フクオウソウ】
標高を上げていくと徐々に色づきも鮮やかさを増して行きます。
やっと稜線に上がりました。
篶坂ノ丸(1456m)
篶坂の丸からウトウの頭にかけての稜線は、爽やかな風が吹き抜け、葉の色づきも最高潮、
奥多摩の自然林の素晴らしさを感じながら贅沢な尾根歩きを楽しみました。
ハウチワカエデ
赤く色づいたウリハダカエデ
こちらは黄色いウリハダカエデ
ウトウの頭が近くなると、淡い黄色の三枚葉がたくさん落ちています。
何だろう…さっそく図鑑で確認すると、この葉はタカノツメ とのこと。
5枚葉のコシアブラと違い、こちらは三枚なので何とか見分けができました^^;
タカノツメ
ウトウの頭(1588m)
山頂には木で彫られた“鵜”が二羽いました。
午後になると、お日様の力が弱まりちょっぴり物寂しい雰囲気になりましたが、
紅葉は見惚れるばかり…
本当に美しい。
ウトウの頭を振り返る
葉柄が短めで毛があるので、ハウチワカエデかな…
こちらは葉柄が長いのでコハウチワカエデかしら…?
地面に落ちた葉を拾って、ああでもないこうでもないと、図鑑とにらめっこ。
こういう時間は楽しいです^^
コミネカエデ?
コシアブラ
ブナの樹皮が人の顔に見えたので思わずシャッターを切ったけど、
もしかしたら誰かのイタズラ描きかしら…^^;
ぐるりと周回、長い時間かかりましたが無事に登山口の神社に戻ってきました。
葉っぱの同定は難しいけれど、少しずつ覚えていけたらいいな…
奥多摩の魅力を再発見できた楽しい山あるきでした!!