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スイスアルプス花めぐり日程表ほか <ザック置き忘れ事件>

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2018年7月9日から26日までの18日間
五年ぶりにスイスとフランスのシャモニーに行ってきました。


昨年10月頃から情報を収集し、ホテル(アパート)や航空券を検索しているうちに
漠然としていた旅行計画が少しずつ現実味を帯び、晴れて実現することになりました。
大げさな表現ですが、私にとっては一大イベント、かなり勇気のいる決断でした。


ー7月10日ー

チューリヒからサン・モリッツへ

9日は、ANA便はほぼ定時に到着しましたが、乗り換え便が一時間ほど遅れたため、
チューリヒ空港への到着もそのままずれました。
この日は空港近くのホテルを予約していたので問題なしでした。

事件が起きたのは翌10日、チューリヒ空港駅からサン・モリッツへ向かう途中、
二回目の乗り換え駅、ランドクァルト(Landquart)でのこと。
あろうことか、列車の中にザックを置き忘れてしまったのです
4人がけのボックス席、それも通路側の自分の横に置いていたのに,です。


3番ホームから8番ホームに移動するため急ぎ足でスーツケースを引いていたその時、
背中が軽いことに気付きました。
“ザ、ザックがない!!”慌てて、引き返しましたが、当然ながら列車は出発した後でした。
駅のofficeに行き、カタコトの英語と身振り手振りで事の成り行きを説明すると、
「終点駅のクール(Chur)に行きなさい!」の一点張り、
幸い、終点駅のChurはLandquartの一つ先で5分ほどで着きます。

次の列車に飛び乗ってChurに行き、SBBのofficeを探すも見つからないので、
切符を販売する窓口に並びました。
日本のJRでいえば、ちょうど「緑の窓口」みたいなところで、フォーク並びで窓口が4つあります。
ここで忘れ物を取り扱っているとは思えず…でも、とりあえず、ここに並ぶ他は方法が見つかりません。
どこへ行けばいいのか…
そもそも、すでにザックは誰かに持ち去られたかもしれず、
何もわからなまま不安ばかりが募ります。

4,5人のお客さんの後に並びましたが、気が気ではありません。
ようやく順番が回ってきて、右端の女性職員さんが対応してくれました。
私達は、相変わらずのカタコト英語(単語を並べただけ)で必死で事情を説明。
それでも何とか理解してくださったようで、「忘れものはコレ?」と言って自分の横に鎮座している
私のザックを指さしているではありませんか!!
まるで、私たちがやって来るこのを待っていたかのように管理してくれていたのでした。
終点駅で車掌さんが、座席に置き忘れたザックを回収し、駅で預かってくれていた模様です。
ありがたや、ありがたや~~
手数料の10フランを支払い、ザックの中身を確認、すべてありました!!
無事に戻って来た時の安堵感は言葉では言い表わせません。
何しろ、ザックの中には
一眼レフカメラ、交換レンズ、雨具、防寒具、クレジットカード、日本円、ユーロなどの現金、
免許証などの貴重品が満載だったのですから…
注意力散漫、おっちょこちょいの私は、初っ端から大きなパンチを喰らいましたが、
運良く事なきを得ました。

スイスって治安が良くて助かりました。本当にありがとうございました!!

 そんなこんなで、10日、サン・モリッツ到着は予定より若干遅れましたが、
それほど影響を受けることなく、
ホテルにチェックインした後は予定どおりピッツ・ネイルに向かうことができました。  
ピッツ・ネイルの記録は また別に書くことにして、まずは今回歩いた日程表です。                                             

 

~日程表~   

7/09(月)

 成田 11:00 発<NH209>⇒Dussseldorf 16:00/17:10<NH5115>⇒ Zurich 18:20

                                        ◆【クローテン】Hotel Welcome Inn

 

7/10(火)

<移動> 
Zurich AP(06:47)===ZurichHB(6:59/07:07)===Landquart(08:11/20)

 
      Landquart(8:34)===Chur(08:43/58)===St.. Moriz(10:58)

 ※サック置き忘れ事件があったが、サン・モリッツ到着は40分ほどの遅れで済んだ!

・ピッツ・ネイルへ
 Piz Nair(3057m)===Corviglia(2486m)・・・Chantarella(2005m)

*花、花、花のトレイル、目的のお花にもいきなり会えて拍子抜け!初めてのサン・モリッツ最高です。

                                             ◆【サンモリッツ】Hauser Hotel Swiss Quality

 

7/11(水)

・コルバッチへ

スールレイ====コルバッチ====ムルテル・・・フォルクラ・スルレイ峠・・・ホテルロゼック                                   ==(馬車)==ポントレジーナ 
 
*ムルテルからのトレイルは、展望、高山植物満載の素晴らしいトレッキングに大満足。
 ただ、お天気が良すぎて写真には不向き、暑かった

                                              ◆【サンモリッツ】Hauser Hotel Swiss Quality    

 

7/12(木)

・ディアボレッツァとラーゴ・ビアンコへ
ベルニナ・ディアボレッツァ駅 → ロープウェイ → ディアボレッツア

*ベルニナ・ディアボレッツァ駅に戻り、列車でアルプ・グリュム(Alp Grum)へ行き、
オスピチオ・ベルニナ(Ospizio Bernina)までベルニナ沿線の花を楽しむ。
                                                                                        

                                        ◆【サンモリッツ】Hauser Hotel Swiss Quality

7/13(金)

<移動>
St. Moriz(07:02)===ReichenauTamins(08:51/09:05)=====DisentisMuster(10:11/14)====Andermatt(11:22/37)===Visp(13:50/14:08)===Zermatt(15:14)

☆途中駅Fieschで下車し、エッギスホルンに立ち寄る予定(アレッチ氷河見学)だったが、
疲れたのでそのままZermattへ直行 
                                                          ◆【ツェルマット】Haus Mischabell

 

7/14(土)

・ゴルナーグラートへ

*お天気に恵まれ、リッフェルゼーの逆さマッターホルンを見ることができ、
高山植物、マーモットにまで出会いマッターホルンを眺めながらRiffelalpまで下り、ここから登山電車で戻る。
時間が余ったので、一旦ホテルに戻り、改めてブラウヘルト(Brauherd)まで行きシュテリゼー(Stellisee)などの湖めぐりをしてスネガ(Sunnegga)まで歩く。途中天候が急変して強風と雨のためカメラはザックに仕舞う。
この時は、翌々日に再訪する予定だったので、撮れなくてもショックはなかったが…                                          

・ツェルマット===ブラウヘルト・・・・シュテリゼー・・・・スネガ===ツェルマット

                                       ◆【ツェルマット】Haus Mischabell

7/15(日)

・マッターホルングレッシャーパラダイスとヘルンリ小屋往復

 *マッターホルングレッシャーパラダイス(3260m) に上がるも、展望台に上がるエレベーターが閉鎖。
 シュバルツゼー(Schwarzsee)から、ヘルンリ小屋往復トレッキング。

 ヘルンリ小屋まで歩けるか不安だったが、何とか目的達成!
                                           

                                 ◆【ツェルマット】Haus Mischabell

7/16(月)

・シャバツルゼーからフーリへ

*オーバーロートホルン(3414m)登山の予定が、今年は工事中でブラウヘルト⇔ウンターロートホルンは運休。

一昨日行ったブラウへルトまでを再訪ことすることにしたが、これも直前でトラブル発生で運転休止。
やむなく、シュバルツゼーからフーリまでのハイキングに変更したが、ここで素敵な花に出会うことができて満足。                                       

                               ◆【ツェルマット】Haus Mischabell

7/17(火)

 <移動>
Zermatt(06:37)=====Visp(07:46/ 57)====Spiez()8:24/33)====Interlaken Ost(08:57/09:05)====Grinderwald(09:05)                                             

・フィルスト・・・・バッハアルプゼー・・・・ブスアルプ ­ 
*フィルストに2015年に出来たクリフウォーク「First Cliff walk by Tissot」という空中遊歩道に圧倒される。
バッハアルプゼー(Bachalpsee)からブスアルプ(Bussalp)までのトレイルは静かでお花も多く景色も抜群。

                                ◆【グリンデルワルト】Aparthotel Eiger

7/18(水)

・ユングフラウヨッホとアイガートレイル

アイガーグレッチャー・・・・アルピグレン===グルント
グルント===メンリッヘン・・・・・クライネシャイデック 
*高額のユングフラウヨッホも朝一だと早朝割引が効き、少し得した気分。
アイガーグレッチャーは、登山道が崩れたため迂回路を通る。前回に比べ植物は少なめで少しガッカリする。
メンリッヘンからクライネシャイデックはやや雲が多かったが三山を見ながらのトレイルはやはり見応えあり!


                      ◆【グリンデルワルト】Aparthotel Eiger           

                     

7/19(木)

・ シルトホルンへ

シルトホルン・・・・ビルク・・・・ミューレン
*前回は積雪のため閉鎖されていたシルトホルン~ビルクは高山植物が多くて最高!今回はミューレンま通しで
歩くことができた。
                        ◆【グリンデルワルト】Aparthotel Eiger                                   

7/20(金)

<移動>
Grinderwaid(06:49)===Interlaken Ost(07:23/29)===Spiez(07:50/08:05)===Visp(08:30)

Visp,,Bahnhof Sud(08:42)===(BUS)====Saas-Fee, Busterminal(09:34)

*Saas feeに到着後、ホテルでパス券を発行して頂いたので一部区間を除いてロープウェイなど乗り放題

*まずミッテルアラリン(Mittel Allalin)を目指すも、間違えてSpielboden(2448m)に上がってしまった。
ここから見るアラリンホルンの方がミッテルアラリンより見事で、圧倒される。
…が、やはり、別料金のメトロアルピンを使ってミッテルアラリンに向かうことにする。
下りでFelskinn(3000m)で下車し、雪道を往復トレッキング。

                    ◆【サースフェー】Hotel Feehof 

 

7/21(土)

<移動>
Saas-Fee, Busterminal (08:22)===(BUS)==Visp(09:12/09:35)====Martigny(10:15/46)

====Vallorcine(11:33/11:38)===Chamonix(12:12)

*移動日の午前中は、サースグルントからクロイツボーデン付近をトレッキングしたかったが諸事情で
 諦めたことを激しく後悔。
*シャモニー到着後は、お手軽にブレバンへ行く。 天候が急変し雨から霰が降った。

                   ◆【シャモニー】Le Genepy Aparthotel    
                      

7/22(日)

・バルム小屋 
Le Tour ===Charamillon===Les Autannes 
*この日は、午後からお天気が崩れる予報だったので、ベルナデットさんのお薦めのバルム小屋からトレッキング、   中間駅のCharamillonまで歩く。モンブラン、ドリューの眺めが素晴らしい、植物も綺麗。
 その後、ロープウェイでグランモンテに行く。           
                                                                        
                                                    ◆【シャモニー】Le Genepy Aparthotel    

7/23(月)

・エギーユ・ディ・ミディへ 中間駅(プラン・ドゥ・レギーユ)からトレッキング

*ミディからの展望は抜群、中間駅からのトレッキングは人も少なく快適に歩くことができた。
メールドグラス氷河、グランドジョラス、ドリューなどを望むことができて感激!

                   ◆【シャモニー】Le Genepy Aparthotel        

7/24
(火)

・ラック・ブランへ

*雪が多いと聞いていたが、前回より少なめ、花も盛りを過ぎており、花好きとしてはちょっとガッカリ。
それでも、展望に恵まれて楽しいトレイルだった。
早めに帰宅(?)し、シャモニに滞在しているMさんにLINEで連絡、
午後2時半にバルム広場で待ち合わせ。その後我が家(?)に招待。
                                    

                    ◆【シャモニー】Le Genepy Aparthotel

7/25(木)

・グランモンテ再訪、氷河見学 

*22日に行った時は雲が多かったので、グランモンテを再訪、
中間駅からアルジャンティエール氷河の末端見学のためハイキング。青く美しい氷河の迫力に圧倒される。
午後一時のOUIbusでジュネーブ空港に向かう。

Geneve 18:55 <SN2722> ⇒ Brussels20:15/21:10 <NH232>⇒

 

7/26

(金)

成田 7月26日, 15:40

 

 
動いているはずのロープウェイやゴンドラがトラブルで休止してしまったり、
当日に限り、エレベーターが故障して展望台に上がれなかったことも。
もっとも残念だったのは
楽しみにしていたエルブロンネのパノラミック・モンブランが、今夏は運休していたため
山越えでイタリア側に渡れなかったことです。

2月の時点でこのような記事が掲載されていましたのを見逃していました。

シャモニーにある「エギーユ・デュ・ミディ展望台」とイタリア国境の「エルブロンネ」を結ぶロープウェーは、
2018年1月初旬にスイスやシャモニー地方を襲った大嵐により、深刻な損害が発生いたしました
まもなく修復工事が行われる予定ですが、同ロープウェーは2018年の夏季運行を休止することとなりました

イタリア側の大幅改修が終了し、シャモニーとクールマイユールがつながったのは
2015年のことだったのに、自然災害には勝てませんね!

当初の予定からは随分と変更もありましたが、
 毎日早起きしてトレッキングができたことは、お天気に恵まれたからにほかなりません。
ありがたいことです。

旅先で出会った様々な国の人たち、
列車の中でもトレッキング中でも、皆さんにっこり微笑んだり、
幾度となく声をかけてくれたりします。
欧米の方々は本当にフレンドリーで、私に言葉ができたらもっともっと楽しむことができた
と思うとちょっと残念ですが、笑顔は万国共通なので微笑み返しで応えます
次に行く機会があれば、言葉の壁を少しでも克服できればよいのですが、今更無理かな…

 

 

 

 


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