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Channel: たんべぇ山から
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ダルマギク咲く海辺を散策 【九州北部】 2018/10/31

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ダルマギクといえば、まず思い浮かぶのが若くして天に召されたYasukoさんのこと。

医師であったYasukoさんのホームページ「YASUKO’HP」と、ブログ「町医者のつぶやき」は、当時大変な人気で、

私もちょくちょくお邪魔しては楽しませて頂いてました。

亡くなられて10年の歳月が流れてしまったとは信じられないほど強烈に印象に残っているサイトです。

お会いしたことはなかったけれど、山口県在住の彼女がこよなく愛したダルマギク咲く角島は、ぜひ訪ねてみたい場所のひとつでした。

ここは、角島ではないけれど、玄界灘に面した海岸にもダルマギクが咲くというので立ち寄ってみることにしました。

 




行ってみてビックリ!!

ちょうど見頃のダルマギク、その圧倒的な存在に言葉を失いました!

「美しい・・・・」

福岡県出身の私ですが、生まれ育ったのは海とは縁遠い内陸のため、このような優美な野菊は存在すら知りませんでした。




海辺の植物らしくぽってりとした肉厚の葉は、菊とは思えないような趣です。
 

色のグラデーションも素敵です。

蕾もたくさんあるのでまだまだ楽しめそうですね!



名前だけは知っていたけど、初めて見るダルマギクはシオン属の中でも独特の雰囲気なので、

野菊の識別が苦手な私でも、間違うことはないと思います、、、多分



 

  白一色の群生もあります。

 薄紫色のダルマギクが一番多いようです。



夫の転勤で福岡市の大濠公園の近くに通算で5年程住んでいたけれど、その頃は子育てで忙しく

山歩きもお花の観察も封印していました。

離れてみてその土地の良さを再発見することもあるのですね~



一番の見頃に訪れることができたようです。

 

 

 ダルマギクと同居している黄色の花は、ホソバワダンという花です。


  

  ホソバワダンは、伊豆の海岸でお馴染みのアゼトウナにそっくりです。

ただ、アゼトウナのようにポツポツ咲くのではなく一面を黄色に染め上げるほどの群生ぶりの驚きました。

 

黄色の中ダルマギクとツワブキも混じっています。






茎がしっかり立っている姿はやはりアゼトウナとは違って見えます。


 ツワブキは、海岸はもちろんのこと、車で走る沿道を切れ間なく咲き乱れていました。




ハマゴウが咲き残っていました。




こちらの蕾はシマカンギクかな・・・・
シマカンギクもで会いたい菊のひとつです。残念ながらまだ蕾です。

 

草丈が20センチから30センチの小ぶりの可愛いヒヨドリバナは、ヤマヒヨドリでしょうか?
この後、九州西部の山でもたくさん見かけました。

山登りに夢中だった独身の頃、この近くの岸壁で岩登りのトレーニングしたこともあります。

もしかすると、あの岸壁にも貴重な植物が生息しているのかも……無性に行ってみたくなりましたが、

この日は、同行する夫の大切な用事があるため時間がありません。

後ろ髪を引かれながら佐世保方面へと車を走らせました。




 


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