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白山 【石川県】 2012年7月31日 <その1>

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 5年ぶりに白山に登ってきました。
前回2007年は、室堂一泊二日の余裕の日程だったのですが、肝心の二日目が雨に変わり、
展望ゼロの残念な思いをしました。

そんな中、昨年、いつもの相方のMさんに白山行きを誘っていただき、
これはリベンジなるかと喜んだのですが、コースを聞いてみると、
世界遺産の白川郷から入り、石徹白(いとしろ)までのテント泊の南北大縦走とのこと、
軟弱者の私にはとても無理な行程なので丁重にお断りしました!!
白川郷入山を三方岩に変更したものの
長い縦走を成し遂げたMさん、Oさんに羨望の眼差しを向けたのは言うまでもありません。


それはさておき、いつかはリベンジしたいと考えていた白山、ついに実現できました。(縦走ではありませんが…^^;)

       

【天気】

【コース】
市の瀬(05:00)--(バス)----別当出合(05:15/30) → 別当坂分岐(06:20/30) → 殿ケ池避難小屋(07:40/08:00)
 → 馬のたて髪(08:35) → 黒ボコ岩(09:00/05) → 白山室堂(09:25/40) → 御前峰(10:25/40) → 
(御池巡り:御宝庫、翠ケ池、お花畑)→ 白山室堂(11:55/12:25) → トンビ岩(12:40) → 御前坂 → 
南竜山荘(13:25/40) → 南竜道分岐(13:25) → 甚之介避難小屋1(4:15/30) →別当出合(15:35/16:00)
 ---(バス)----市の瀬16:15

前日は伊吹山のお花畑を散策後、白峰温泉で汗を流し、市ノ瀬で車中泊です。
広々としたテントサイトですが、ほとんどが車中泊らしく、張られたはテントは気づきませんでした。
トイレも綺麗で、とても快適に過ごすことがでできました。

当日は4時に起床し、朝5:00発のバスで登山口の別当出合に向かいます。

 


【市ノ瀬バス停】

立席も含めてバスは満員、15分ほどの乗車で別当出合に到着しました。
私たちは、観光新道を登るので取り付きは吊り橋の手前左側です。、


【別当出合登山口】


ツルアリドオシの白い花が目に入り、カメラを向けたけれど暗すぎてブレブレ^^;
エゾアジサイやコメツツジを横目で見ながら、登りはじめの辛さを耐えます。
少し明るくなったところでコメツツジを撮ることができました。


【コメツツジ】


約1時間で別当坂分岐、ここから展望が開け、高山植物の数もぐっと増えました。
 

   
【シモツケソウ / オトギリソウ】

 

 


【コキンレイカ (別名:ハクサンオミナエシ)】

 


【大きな岩のトンネルをくぐり抜ける】

 
【ヨツバヒヨドリ  /  テガタチドリ】

観光新道を登る人は割合少いようで、ここまでは先行の一組を確認しただけ、
追い越されることも追い抜くこともなく殿ケ池までやってきました。

しかし、この辺りから大勢の下山者とすれ違いうようになります。

とにかくすごい数です。 


【殿ケ池避難小屋】

雲ひとつない晴天ですから、この日のご来光、それは素晴らしかったことでしょう!

下山する皆さんの満足げな表情がそのことを物語っています。

そして、「ご来光も良かったけどこれから先のお花の素晴らしさは最高ですよ!!」と、元気が倍増する一言を頂き

疲れも吹っ飛ぶのでした。

 
【ハクサンタイゲキ /  シモツケソウ】

 

 
【カライトソウ /  クルマユリ】

 
【エゾシオガマ / ハクサンフウロ】

  
【シナノキンバイ /  ミヤマホツツジ】

 

 


【タカネナデシコ】

 
【オオヒョウタンボク /  タカネマツムシソウ】

 

 
【ヤマハハコ  /  オタカラコウ】 

 


【ハクサンジャジン】

 


【シモツケソウ】

 


【タカネナデシコ&ハクサンシャジン】

 


【お花畑】

 

  
【ヒメクワガタ  /  クルマユリ】

  


【イブキトラノオ】

  

 
【イワオウギ /  タカネナデシコ】

 
 


【ニッコウキスゲ咲くお花畑】


【咲き乱れるハクサンシャジンとハクサンフウロ】

 

【黒ボコ岩】

砂防新道との合流点「黒ボコ岩」から先は、木道が敷かれた広々とした湿原を歩きます。
奥に見えるあの山を越えた所が白山室堂でしょうか?まだ遠いです^^;


【弥陀ヶ原の木道】

  
【イワギキョウ /  ヒメクワガタ】

 黒ボコ岩から約20分で白山室堂に到着!

大きくて立派な宿泊施設です。

小屋の裏側で冷たい水を補給し、しばし休憩です。


【室堂センター】

室堂で一息いれたら、いよいよ白山(御前峰)に向けて出発します。
まずは、白山奥宮でお参りです。


【白山奥宮】

室堂から御前峰までは40分ほどの行程ですが、あまりの暑さに歩が進みません。
ジリジリと照りつける強烈な日射しは思った以上に体力を消耗します。
ハァハァと息ばかりがあがり、背中のザックがやたらと重く感じるのです。
こんなことなら空身でくればよかったかな…

それでも、可憐に咲く花々に励まされながら少しずつ。。。


【ハクサンフウロ】

 


【クロユリ】

 
【イワツメクサ】

もうじき山頂?と思ったらなんとまだ3分の1しか歩いていないのです。

 
【青石】

 

眼下の室堂センターが小さくなりました。 


【別山と赤い屋根の室堂センター】

そして、ついに山頂です 


【白山、御前峰】

 
360度の大展望が出迎えてくれました。

 


【北アルプス:中央に見えるのが槍ヶ岳と穂高連峰】

 
【北アルプス:剣、立山】

 


【御嶽方面】

 




<その2>に続きます


白山 【石川県】 2012年7月31日 <その2>

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<その1>からの続きです。

 
白山は、御前峰、剣ヶ峰、大汝峰の三峰の総称ですが、
最高峰2702.2mの御前峰が白山山頂ということになるようです。

三つのピークのうち、剣ヶ峰は地図上にルートがなく見るからに険しそうですが、
目の前に聳える大汝峰は時間さえ許せば登ってみたい穏やかな山容です。

前回は雨だったので、私たちも迷うことなくそのまま室堂に引き返したのですが、
今日は雲ひとつないこの晴天です、このまま下りるのはあまりに勿体無い…

お池めぐりを兼ねて、大汝峰へも…と考えたりしたのですが、
暑さのせいで体調もイマイチなので、大汝峰は諦め、お池めぐりを楽しみました。
 


【御前峰から見る大汝峰】


先ほどまで、山頂から眺めていた池のほとりに下ってきました。

 
【お宝庫と油ケ池】

残雪が眩しい池のまわりではアオノツガザクラやツガザクラなど、室堂方面では見ることができなかった
植物が咲き始めていました。

 
【アオノツガザクラ】
 

   
【ハクサンボウフウ  /  ツガザクラ】

   
【ミヤマタネツケバナ  / ネバリノギラン】

    
【ミヤマキンバイ  /  クロユリ】


【チングルマ】

血ノ池を越えた分岐で、近道コースを選択、小さな雪渓をトラバースし少しだけ登ります。
ちなみに、大回りコースより600m短縮です。


【雪渓を渡る、後方は大汝峰】

 

そして、下りに差しかかると、そこは黄色とピンクの圧倒的な花園が待っていたのでした。



【ミヤマキンバイ】



【ハクサンコザクラとミヤマキンバイの競演】

    
【コイワカガミ  /  ハクサンコザクラ】 

   
【ハクサンコザクラ】

本場、白山で見るハクサンコザクラに感激しながら何枚もシャッターを切ったのですが、太陽の力が強すぎて
思うような写真は撮れず…

それでも、この目にしっかり焼き付けてきましたよ!


【室堂が近くなりました】

 

 暑かったけど、お池めぐりをして大満足!!
室堂に戻ってきました。 

 



さて、これからトンビ岩を越え、南竜山荘経由で砂防新道を下る予定です。

トンビ岩コースは歩いたことがないので、楽しみ


期待どおり、クロユリの大群落に迎えられ大興奮、
そして、その先にはハクサンコザクラが咲き乱れる素晴らしい景観です。

 

【クロユリ】

 

 


【ハクサンコザクラとミヤマキンバイ】

 


【トンビ岩から見る別山と南竜山荘】

 

トンビというより恐竜かイルカのように見えます^^!


【トンビ岩】



雪渓が残る御前坂周辺は踏み跡があちこちに広がっていました。
室堂のスタッフの方から、雪渓から外れて植生に立ち入らないようにと注意されたことを思いだし、
危険のない範囲で雪渓上を歩いたのですが、踏み抜きそうな腐った雪はなかなか手強いですね!  


【御前坂の雪渓末端】


   
【ミヤマコウゾリナ / ミツバノバイカオウレン】


【コイワカガミ】

すぐ下に山荘が見えているけれどなかなかたどり着かず。
トンビ岩コースは結構ハードな下りでした。


【南竜山荘】


【チングルマ】

売店でよく冷えたリンゴゼリーを購入し、涼しい山荘の土間で一休みさせていただきました。
水もすべて入れ替えて、さぁ、一気に下りましょう!!


【南竜山荘を後にする】

 
南竜山荘から先は、さらに暑さが増し、すれ違う登山者は皆さん苦しそうです。
確か、昨日の下界(福井、石川県)の気温は37度だったとか…
今日も同じくらいの予報だったので、標高が高いとはいえ無風で受ける強烈な日射しは耐えがたいものです。
通常なら、下界の気温がどんなに高くても山の日影では、休憩をとると肌寒さを感じるものですが、
この日は違っていました。

ヘトヘトになりながら甚之助避難小屋に駆け込むと
若い男性が横になっていました。


【真新しい甚之助避難小屋】

 

パートナーの女性から話を伺うと、男性は吐き気がしているとのこと。
顔色も悪く、じっとしていても気分が悪そうで見ているだけも気の毒なほどですが、
これから頑張って室堂まで上がるとのこと、う〜ん、大丈夫でしょうか?

薬、エネルゲン、それぞれがあれこれ差し入れて元気付けるのですが、
あまり回復した様子もなく心配です。

熱中症でなければよいのですが…

時刻すでに午後2時半、避難小屋に泊まるか、せめて南竜山荘までにすればと思うのですが、
その後どうなったでしょうか?

無事に室堂まで行く事ができたのでしょうか?

途中まで登って無理だと判断すれば、水も豊富で毛布もある甚之助避難小屋に戻ってくるでしょう?
戻ってきて欲しい…そう願いながら、私たちも先を急ぎました。

甚之助小屋を出て1時間強、午後3時35分に別当出合に戻ってきました。



バスは20分間隔で出ているはずだから、3時40分のバスに間に合った〜〜と喜んだのもつかの間、
なぜか、次は4時丁度の出発とか…ガックリ。。。。

調査不足でした〜〜

結局、急いで下った甲斐もなく別当出合で25分も待たされてしまいました。

大量の汗をかいた私もバスを待つ間に頭痛薬のお世話になったのでした。



これほどの暑さは予想外ですが、夏の登山はできる限り涼しい朝に登るように心がけようと改めて感じた次第です。

それにしても、大丈夫だったかな…あの若いカップル。


      


この日は「かんぽの郷白山尾口」に宿泊しました。

低料金ながら清潔で行き届いたサービスに大満足、さらに「白山スーパー林道」の片道無料券が付くので、
翌日はさっそくスーパー林道を経由して、世界遺産の五箇山と白川郷を見学してきました。



【とがの木台から見る白山の峰々】


【五箇山の合掌造り】


白川郷は以前にも立ち寄ったことがありますが、五箇山は初めてです。

白川郷の賑わいとは比較にならないほど、こぢんまりとした静かで素朴な五箇山。
観光地というより、生活の場そのものが遺産という印象を受けました。





帰りは飛騨高山経由で平湯、中の湯を経て、松本ICから帰りました。




 

鳳凰山 【南アルプス】 2012年8月19日(日)

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タカネビランジとホウオウシャジンを求め、鳳凰山を日帰りで歩いてみたくなりました。
力強い同行者は、いつのも山友も〜りさんです。
通常、一泊二日の行程ですが、近頃は日帰りをされる方も多く、ネットでも広く紹介されているので、
へなちょこの私でも歩き通せるか試してみたかったからです。


?夜叉神峠→白鳳峠 ?白鳳峠→夜叉神峠 
 
二つの案をあれこれ考えてみたのですが、?案は、帰りのバスの時刻に間に合うか不安が残るので
第?案に決定!!これならバスの時刻に振り回されることがないので安心です。!!

前夜に夜叉神の森駐車場で仮眠し、朝一番のバスで広河原へ向かいます。

 


    


【メンバー】 も〜りさん、fu-co


【コースタイム】
夜叉神の森05:30---(バス)----広河原06:15/25 → 白鳳峠入口06:35 → ゴーロ08:20 → 白鳳峠09:00 → 高嶺10:05/15 → 赤抜沢ノ頭10:50/11:00 → 鳳凰小屋分岐11:55 → 観音岳12:15/35 → 薬師岳12:55 → 薬師小屋13:05 → 南御室小屋13:50/14:00 → 苺平14:30/35 → 杖立峠15:30/35 → 夜叉神峠16:20 → 夜叉神峠駐車場16:55

 


ゲートが開く5時30分前になると、夜叉神の森は芦安から上がってきた乗合タクシーが行列します。
韮崎発の乗合バスを待つ私たちは、空席があるか気が気ではありません。
座れるかどうかではなく、立席も含め満員なら積み残しも発生することがあると聞いていたのでビクビクです。
乗合タクシーに拾ってもらう方法もあるようですが、そのためには、
芦安にて事前の打ち合わせが必要とのことで、今回諦めました。

はたしてバスは…
増発されて二台やってきました。
予想どおり座席はすべて埋まっていましたが、通路には空きがあり問題なく乗れました。

乗車時間約45分で広河原に到着です。

広河原に到着すると、先ほどまで雲に隠れていた北岳がすっきりと姿を現し、私たちに元気を与えてくれました。
幸先が良いです〜これから登る稜線からの眺めが楽しみですね



【06:25  北岳】

広河原から北沢峠方面へ10分ほど歩くと白鳳峠の入り口があります。
ここから、さっそく急登の始まりです。


【6:35  白鳳峠入口】

地図には、白鳳峠まで3時間30分と記載されています。
気合いを入れて登ります

マイナーな道だと思っていましたが、けっこう歩かれているらしく登山道はしっかりしています。
傍らにはソバナ、カニコウモリ、オクモミジハグマ、セリバシオガマなどが目立ちます。

       
【オクモミジハグマ  /  ソバナ】

急な斜面には梯子も設置されているので特に危険な箇所はありません。
ただ、前日の雨により、高湿度に加え濡れた岩が滑るので注意しなければなりません。


【7:45  梯子】

 

   
【セリバシオガマ  /  レイジンソウ】

 

 湿っぽい樹林を抜けゴーロに飛び出すと、視界が開け様子が一変します。


【8:20   ゴーロ】

再び樹林に入ると、そこが白鳳峠でした。
意外に早いぞ!!…昭文社のコースタイムを1時間も上回っている…
なんか楽勝かも


【9:00   白鳳峠】

しかし、そうは問屋が卸しません!!

白鳳峠から高嶺への登りのキツイことといったら。。。
おまけにガスが立ち込め、期待した展望は全くナシ!!
ひたすら登ります。

     


【高嶺への登り】

この後もロッククライミング的な大岩が出没したり、なかなか手強いルートです。

そんな時も、癒してくれるのはやっぱり可愛いお花たちです。

 

     
【トウヤクリンドウ  / ミヤマダイモンジソウ】


ヘロヘロの状態で何とか高嶺に到着です。


【10:05  高嶺】

後方に聳えるはずの白根三山は真っ白で何も見えません…ガックシ。。。。暫し休憩。

でも、これからお待ちかねのタカネビランジ、ホウオウシャジンに会えると思うとワクワクします。

 

    
【コバノコゴメグサ / イワインチン】

 

 そして、いよいよ愛らしいタカネビランジにご対面の時がやってきました。

 



【タカネビランジ】


【タカネビランジ】

鳳凰のタカネビランジは、なんと愛らしい色をしているのでしょう!
北岳や赤石岳でも見ていますが、いずれも白色かごく淡いピンク色でした。
今回、鳳凰は三度目になりますが、過去二回は9月だったので、これほどの鮮やかさはありませんでした。

     
【タカネビランジ / ミヤマシャジン】


このミヤマシャジンは、葉が対生ですね?
ミヤマシャジンの葉は互生のものが多いようですが、稀に対生もあるとか。

 

      
【タイツリオウギの豆果 / タイツリオウギの花】   

 

       
【キオン  /   セリバシオガマ】

登山口近くからずっと楽しませてくれたセリバシオガマ、一旦途切れたものの再び稜線の草地でも見ることができました。
2500mを超す高地にも咲くとは驚きです。

 

 アカヌケ沢の頭に近づいた時、一瞬ですがオベリスクがガスの切れ間から顔を出しました。
その後は再び雲の中に隠れてしまい、二度と現れれてはくれませんでした。

 


【地蔵岳】

アカヌケ沢の頭から地蔵岳(オベリスク下)までは20分ほどで往復できるのですが、すでに気力は萎え、
さらに、この先のことを考え、体力の温存に務めるべきと地蔵岳はパスしました。


青空が見えてきたけど雲が切れそうで切れない…

結局、最後まで白根三山をはじめ甲斐駒など周辺の山並みを見ることはできませんでした。


【北岳かな…?】


【白砂の上を歩く】

 砂礫の上では至る所で、タカネビランジが咲き乱れています。
ただし、近づくと花びらは千切れていたりうなだれたりしています。昨日の雨に打たれて傷んでしまったのでしょうか?
花はやや終盤はいった感じでした。

      


【鳳凰小屋分岐】

 


【12:15    観音岳】


そして、もうひとつの主役「ホウオウシャジン」は、ずっと探しながら歩いているのですが、見つかりません。
“早すぎたかも…”と、半ば諦めかけていた時、「あったよ〜〜!!」とも〜りさんの声が…

岩の割れ目からホウオウシャジンの若い株がこんもりと垂れ下がっているのでした。


二花しか開花してないけれど蕾はどっさり!!一週間後が見頃のようです。

 

その後も数株見つけましたが、どれも開花準備中でした。 



少し早過ぎでしたが、新鮮なホウオウシャジンに出会えて感激でした




薬師岳通過…この周辺も探せばきっと色んな花が咲いているのでしょうね〜


【12:55  薬師岳】

 


薬師小屋は、以前と何かが違うと思ったら、トイレが新しくなっていました。


【13:05  薬師小屋】

 

薬師岳から見えた小高い岩山を越えたら、南御室小屋まではひたすら下ります。
薬師小屋から45分で南御室小屋に到着です。

 
【13:50   南御室小屋】

小屋前のベンチで大休止、苺平までの登りをクリアすれば、あとは下るだけです。
冷たい湧き水をたっぷり飲んで、さぁ、もうひと頑張り!!


【ホソバトリカブト?】



   
【コバノイチヤクソウ  /   コフタバラン】


【14:30  苺平】

苺平から先はダラダラと長い長い下りです。


【15:30  杖立峠】


【16:20   夜叉神峠】

    
【フシグロセンノウ  /  キバナアキギリ】


【シデシャジン】


【16:55  夜叉神峠登山口】

 
行動時間は10時間40分、地蔵岳はパスしたけど、日が暮れる前に登山口に戻ってくることができました。
正直苦しかったけど、やり遂げた充足感に浸ることができました…
このあと、芦安の温泉で汗を流して中央道に乗ったら、お決まりの渋滞にガッツリはまりました。

いやはや、ハンドルを持つも〜りさん、いつもいつもご苦労をお掛けしますデス!!


 

この日出会ったタカネビランジをズラッと並べてみました^^; 



傷んでいるものも有りましたが、探せば状態の良い株も多く、そのたびに足が止まり、なかなか先に進めません。
岩陰のものが比較的綺麗な状態で残っていました。

 

 

 


【シロバナタカネビランジ】 



色の濃淡が様々な鳳凰のタカネビランジ、本当に美しくて惚れ惚れでした。

次回は、ガスのない時に歩いてみたいですね^^

  

 

 

紅葉の谷川岳 【群馬県】 2012年10月21日(日)

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この日は山友のも〜りさんと、前夜泊で巻機山のヌクビ沢を予定していたのですが、
色々調べてみると私の力量では厳し過ぎると判断し、急遽、日帰りでの谷川岳に変更してもらいました。
これは大正解!!紅葉も最高潮で爽やかな秋山を満喫できました。



【コースタイム】
土合駐車場07:20 → 巌剛新道入口07:40 →  西黒尾根ガレ沢の頭09:50/55 → ザンゲ岩10:55 →
谷川岳トマの耳11:25  → オキの耳11:40/12:10 → 西黒尾根ガレ沢の頭13:20/35 → 西黒尾根入口15:10 

 


国分寺駅4:33の始発電車に乗り、待ち合わせ場所の東飯能に向かう。

早朝の関越道はやや車が多かったものの約二時間で土合駐車場に到着、まずは順調な滑り出し。
谷川岳登山指導センターに登山届けを提出し、巌剛新道へ向けて林道を歩きます。

昨年10月20日に一ノ倉沢に紅葉狩りに来た時、林道の木々は赤や黄色に色づいていたけれど今年は緑色です。、
やはり噂どおり今年の紅葉は遅れているようですね!


20分ほどで登山口に到着、ここら本格的な登山道となります。



“文句なしの晴天”との予報を信じてやってきたのすが、今のところ怪しい空模様です。グスン

間もなく明るいが顔を出してくれるはず…うん、きっと。

そして、少しずつ標高を上げていくと期待通りの美しい紅葉が出迎えてくれました。
でも日射しが欲しいところです。

  



 


マチガ沢

 

 始めは緩やかな登りだけれど徐々に傾斜がきつくなり、鎖場が出てくると西黒尾根の合流も近い。

朝よりだいぶ明るくなり、目にも鮮やかな色とりどりの紅葉が素晴らしい!!

やった〜〜 待ちに待ったお日様登場!!


スポットライトを浴びるダケカンバ?

 西黒尾根と合流する頃には天気予報どおりの青空が広がり、
明るい尾根は秋山とは思えないほど気温も高く、汗が吹き出します。
本当に暑いです。


振り返ると、ど〜〜と聳える白毛門と笠ヶ岳

 



蛇紋岩の滑りやすい岩場は緊張しますね!


谷川岳の山頂付近を見上げると、人がアリの行列のように見えます。


◆谷川岳肩の小屋と万太郎山

山頂周辺は、強風が吹いておりシャツ一枚の私は思わずブルルッ…慌ててダウンを重ねました。

トマの耳を後にし、早々にオキの耳へと向かうも大混雑で思うように進めず。


◆谷川岳山頂(オキの耳) 



若者で大賑わいのオキの耳。
最近はカラフルな衣装の山ガールや山ボーイが目立ちますね!活気が出てきて嬉しい限りです^^

 


◆トマの耳を振り返る


オキの耳付近でのんびり景色を楽しみながらランチタイム

その間も人波は途切れることはありません。
寒くなってきたので、そろそろ下山することにします。


秋の谷川岳は本当に人気なのですね〜この日は離合するのも一苦労、なかなか先に進めません。


◆秋色に染まる

 



実はこの日、山仲間のOさんとTさんが天神尾根から登ってくることになっているので、
どこかで会えるかもしれないと期待しています。

携帯の電波の状態も途切れ途切れでうまく連絡が取れずにいた時、
二人は、あまりの渋滞にオキの耳は諦めて巌剛新道へと下山を開始していたのでした。
30分ほど前のことなのでイチかバチかで追っかけ開始!!

そして、分岐付近にいるそれらしき人影を発見!


◆西黒尾根ガレ沢の頭とラクダの背付近



分岐付近で私たちを待っていてくれました。

 
めでたくご対面と相成りました!!

巌剛新道を下るというOさんとTさんに、下での再合流を約束して私たちは予定どおり西黒尾を下りました。


リンドウ

 巌剛新道とは違う別の景色を楽しみながら急坂を下ります。 



西黒尾根は彩りも豊かで日様に照らされた木々は一段と鮮やかさを増していました。
二人が下る巌剛新道も今頃、歓声が上がっていることでしょう!!

 秋の谷川岳が人気なのも理解できます。


ブナの黄葉はオレンジと黄色が入り混じった深い色合いです。

 


黄葉のトンネルの下で暫し休憩!このまま下るのがもったいないです。

辺りが緑色に変わっていくと登山口も近くなります。

私たちが西黒の登山口に出たその時、巌剛新道の登山口に到着したと二人からメールが届きました。
ほぼ同着です。
少し下って登山指導センターで二人を待つことにしました。


ノコンギク


二人を水上駅で降ろし、渋滞の関越道をトロトロ走ります。
行きは2時間弱でしたが、帰りは3時間30分、この時期の休日は仕方がないですよね!


これまで、何度か谷川岳に登っているのですが、下りはロープウェイを使うことが当たり前となっていました。
今回、初めて上り下りを自分の脚で歩き、紅葉も二倍楽しむことができました。
久々に大滿足の山歩きとなりました。




 

白毛門 【群馬県】  2012年10月25日

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 日曜日の谷川岳があまりに素晴らしかったので、お隣の白毛門に日を改めて登ってみることにしました…^^;
谷川岳と白毛門は峰続きなので、谷川岳馬蹄形を縦走できれば何倍も楽しむことができるのかもしれませんね!

2009年、雪山訓練を兼ねて年末の白毛門に登ったことがあるのですが、その時は低い鉛色の雲に阻まれ
展望を得ることはできませんでした。

今回は、見事に秋晴れをゲット 美しい紅葉と一ノ倉沢の荒々しい光景を目の当たりにしてきました。
実は、今月4日にも白毛門に登るべく登山口まで来ていながら、無常の雨であえなく退散した経緯があります。
何だか最近はこの界隈ばかりをウロウロしてますね〜〜
天気は現地に来るまで分からないのが上越国境の山々、 
風もなく絶好の日和に恵まれた紅葉の白毛門は予想以上に素晴らしいものでした。

【コースタイム】
土合白毛門登山口07:40 → 松の木沢の頭09:55/10:00 → 白毛門山頂10:50/11:25 → 
松の木沢の頭12:00/05 → 土合白毛門登山口13:30




朝5時過ぎに自宅を出発、7時半に駐車場に着いた時は平日にもかかわらず10台ほどの車が停まっていました。
皆さん早いですね〜

 

“いつかは谷川連峰馬蹄形を縦走”…そう言い続けて何年経つだろう!
この日もそれらしき大きなザックを背負った若者を見かけて羨ましく思いました。
体力勝負の縦走は、年々遠ざかっているような気がする


今日は標高差1000mの日帰りピストン…です。

白毛門の急登はいきなり始まり、それもかなりハードなもの、足下にはトクワカソウ(?)の葉が密集しています。
見あげればブナの緑が爽やかです。


ブナは間もなく黄葉の時を迎えます。


◆谷川岳



麓から徐々に彩り豊かになり、標高1200m付近が最盛期でした。

 



下手な言葉はいりません。ただただ美しい!!


飛行機雲が青空にクッキリと線を描きました。上空は相当に冷えているのでしょうね〜

 

 ちょっとキツイけど気持ちのよい登山道が続きます。

 

岩々の鎖場を越えると松の木沢の頭も近い!


◆足場が悪い場所には鎖が設置されている


登山口から2時間15分、松の木沢の頭に到着。


◆松の木沢の頭

谷川岳と一の倉岳が圧倒的な迫力で迫ってくる。


◆谷川岳(左)と一の倉岳(右)

 

 松の木沢の頭からの遠望は抜群で雪化粧した尾瀬の至仏山と三角錐の笠ヶ岳が印象的です。

 


◆尾瀬の至仏山と笠ヶ岳


さて、白毛門山頂まであと一息、とはいえ、近くに見えるけどなかなか手ごわそうな山頂…頑張りましょう!!

 
◆白毛門山頂


◆白毛門のシンボル「ジジ岩とババ岩」

ちなみに右の大きい方がババ岩で左がジジ岩だそうです。
なるほど、言われてみれば、鼻が大きいから確かに左側がお爺さんに見えますね^^

 
◆山頂近くのこの岩に名前はないのかしら…何となく鬼瓦のようにに見えなくもないけど、、、

 
◆しつこく谷川岳と一ノ倉岳

 


◆笠ヶ岳と朝日岳方面

 

登山口から3時間10分で白毛門に到着です。いやはや長かった〜〜 

山頂から笠ヶ岳方面に少しだけ移動して大休止、ド迫力の展望に酔いしれ、シャッター押しまくりです^^;
 


茂倉岳付近は雪が残っていますね、朝、高速から見えた谷川岳も粉砂糖を振りかけたように白くなっていたのですが、
あっという間に解けてしまいました。


◆方位盤

この景色をしっかり目に焼き付けます。

名残惜しいけど下山しますね!



ますは、松の木沢の頭まで急斜面を慎重に下ります。


◆手前の紅葉の山が松の木沢の頭

 


◆ジジ岩ババ岩は見納め

 



松の木沢の頭から白毛門にサヨナラします。

 


◆鎖場は慎重に…

あとは、紅葉を楽しみながらひたすら下ります。



おや、朝より葉が色づいたみたい…^^

下りは山頂から約二時間でした。お疲れ様でした!

 

この橋を渡ったら駐車場はすぐそこです。

 

ソナレセンブリ 2012年11月1日

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そろそろ咲き始めている頃かな…
11月の声が聞こえてくるとソナレセンブリのことが気になります…
昨年は、この花を求め往復8時間もかけて伊豆まで出かけたのにも見つけることができませんでした!
一度目は、調査が甘かったので仕方がないとして、
二度目は絶対に自信があったのに、探す場所がほんの少しずれていたため空振りに終わり
ひどく落胆してしまいました。

けれど、この時はソナレセンブリは見つけることは出来なかったけれど、あちこち歩きまわり
それまで縁のなかった海岸の花々の美しさに触れることができたことで、
それはそれで収穫アリといえるのかもしれません。

あれから一年…

今年こそは何としても愛らしいソナレセンブリに出会ってみたい…
その思いは秋の深まりとともに募るばかり、10月下旬に咲きはじめたとの情報を入手したので、
早速、11月1日を決行の日としました。

はたして…

そこには咲きはじめたばかりの愛らしい花が星屑のように散らばっているのでした。

何と美しい…「咲いててくれて有り難う!」と、心から感謝の言葉かけずにはいられませんでした。

三度目の正直でようやく出会えたソナレセンブリ

その場所は昨年必死で探した場所と眼と鼻の先でした。




【ソナレセンブリ】 

まず最初に見つけたのがこの株、花弁を走る紫色の筋が目立ちます。

これまでに見たセンブリの仲間とは趣が違い、高山植物のようにも見えます。

 

 

 



コロンとした肉厚の葉が地を這うように広がっています。

 

 

 

場所を数百メートル移動してみました。

こちらの地点のものは、株は大きいものの全体的に花も葉も小ぶりで色も淡いように感じました。
大きな株なので咲きそろったら見事でしょうね〜





やや時季が早すぎたらしく蕾が多かったのですが、念願のソナレセンブリに会えて満足の一日でした。


ソナレセンブリ  (磯馴千振)

海岸の崖など風衝地に生える一年草、全体に光沢がある。
茎は基部からよく分枝して、株立となり、高さ10〜14センチ、節間は短い。
葉は対生し、やや肉厚でほぼ無柄。
葉身は倒卵状楕円形〜楕円形で長さ1.5センチ。
花期は10~11月、花は短い柄があり、枝先や葉脈に一個ずつつく。
萼裂片は花冠の裂片よりはるかに短い。花冠は白色〜淡紫色で紫色の縦脈が目立ち、
裂片は5個、楕円形で先がややとがり
長さ約1.5センチ、基部に短い毛状突起のある黄色の蜜腺溝が2個ある。

山と渓谷社「レッドデータプランツ」より引用


      

 

【センブリ】

昨年、ソナレセンブリを探している時、偶然に見つけたセンブリの群生地に今年も行ってみました。

こちらもソナレセンブリに負けず劣らずの清楚な姿が印象的でした。

 



健胃生薬として名高いセンブリですが、鑑賞価値も十分の綺麗な花です。



10月中旬に初対面したシックな色合いのムラサキセンブリの魅力的な花でした。
秋を代表するセンブリの仲間はどの花も愛らしいですね!
もうひとつ、ヒゲモジャのイヌセンブリにも出会ってみたいな…
来年もまた遠出したくなりました^^ 

滝子山の葉っぱたち 【山梨県】  2012.11.19

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晩秋の滝子山に登ってきました。

滝子山は中央線の駅から駅へと歩くことことができるので様々なコースから何度も出かけていますが、
いずれも電車利用です。
今回は初めて車で出かけてみました。
麓の「桜公園」に駐車し、ズミ沢を上り、様子をみて寂しょう尾根を下る予定でした。
が、終盤だと考えていたズミ沢は思った以上に紅葉が美しく滝の音も心地よく響く快適な登山道でした。
お日様が顔を出した午後の様子も見てみたいと結局、下りも同じ道を辿ることになりました。

この日はメグスリノキのピンク色が一際美しく、ピンクと黄色の葉に焦点を当ててみました。 
      

       

桜公園07:15 ----- 道証地蔵07:55/08:05 ----  大鹿峠分岐08:55/09:05 -----大谷丸分岐09:50-----鎮西ケ池10:15-----滝子山山頂10:30/55-----鎮西ケ池11:05-----大谷丸分岐11:15----大鹿山分岐12:00----道証地蔵12:50-----桜公園13:15



                                          ※クリックで拡大できます。

画像

メグスリノキ
   画像 メグスリノキ   画像 メグスリノキ   画像 ダンコウバイ   画像
ボタンヅル

  画像 微笑む道証地蔵   画像 イヌブナ  画像 イヌブナ   画像 ノブドウ   ウリハダカエデ
  画像  画像?                 /       コセンダングサ  左の葉は何でしょう???


上りでは雲が厚く薄暗かった登山道も、下りでは明るい日射しが差し込む撮影日和、
90mmマクロに付け替えて撮ってみました。
いずれも手持ちなので、手振れしていますが、マクロ撮影の面白さを改めて感じました。 

丹沢山〜塔ノ岳 【丹沢】 2012.11.27

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暫くご無沙汰していた丹沢ですが、塩水橋を起点に丹沢山から塔ノ岳へと周回コースを巡ってみました。
塩水橋は、宮ヶ瀬湖から秦野清川線を7〜8kmほど進んだ奥にあります。
塔ノ岳だけなら交通のアクセスが良いので大倉尾根や表尾根、または鍋割山経由と比較的登りやすいのですが、
丹沢山まで足を伸ばすとなると相応の覚悟が必要だと考えていました。
6年前、大倉尾根〜塔ノ岳〜丹沢山〜三峰〜高畑山〜宮ヶ瀬湖のロングコースを日帰りしたのですがさすがに疲れました。
あの時以来、丹沢山の日帰りは頭から消え去っていたのですが、塩水橋から登るコースをフクシアさんのブログで知り、
触発されて、急に思い立ちました
フクシアさんが訪れた11月中旬から二週間も経過しているので、さすがに紅葉は期待できませんが、
このコースなかなか面白そうです。
とはいえ、丹沢はどこから登っても標高差があるので、無理することなく
余力があれば塔ノ岳へと進むことにして、まずは丹沢山を目指しました。
 

【コースタイム】

 塩水橋(07:50)----- 天王寺橋(08:15)------天王寺峠(08:50)------堂平出合(10:35)-----丹沢山(11:10/40)
-----竜ヶ馬場(12:05/10)-----日高(12:25)------塔ノ岳(12:45/55)-----新大日(13:25)-----境沢林道分岐(13:40)
 -----札掛分岐(14:50)-----吊り橋(天王寺橋)(15:30)-------塩水橋(15:50)

 

 

朝、6時過ぎに自宅を出発し、塩沢橋に着いたのは7時30分、
平日ですがすでに塩沢橋の駐車スペースには4台の車が停まっていました。

色々と手間取り出発は20分後、工事中のため半分開いたゲート抜けて地図にある本谷橋に向かいます。


【塩水橋ゲート脇の案内】

ゲートにはクマ出没の看板が…クマさんが冬眠に入るのはいつ頃なのでしょうか?
とりあえず、熊鈴をザックに忍ばせていきます。

沢沿いの林道を歩くこと10分で「本谷橋」を通過、アレ??地図には本谷橋が登山口となっていますが、
それらしき場所は見当たりません。

さらに進むと吊り橋が見えてきました。

 


吊り橋の手前に地味な「天王寺橋」、ここが丹沢山の登山口でした。
2006年版の昭文社の地図は登山口が「本谷橋」となっていますが、どうやら間違いのようですね!


【天王寺尾根入口】

アスファルトの本谷林道から開放され本格的な登山道に入ります。

天王寺橋の登山口から30分ほど歩くと天王寺峠に到着します。
ここから90度左に向きを変え、杉木立の中をひたすら登ります。


【天王寺峠】


カエデが朝日を浴びて綺麗です。





少し前まで黄金色に輝いていただろうブナはすっかり葉を落とし、
白い梢越しに降り注ぐ暖かい日射しがぬくもりを運んでくれます。

三峰が近くに見えます。




丹沢山まで3.3km、塩水橋から丁度中間地点に差し掛かりました。



案内が充実しているので、登る励みになりますね〜有り難いです。



カエデが青空に映えてキレイです!!

 





堂平(塩水林道)と合流すると丹沢山では残り1.2km、あと一息です


特徴的な丹沢三峰のコブが同じ高さに見えてきました。




鎖が設置されている急な登り、地図にはガレ場と書かれています。



その先の木の階段の長いこと長いこと…


【丹沢名物:木の階段】


【山頂の山小屋:みやま荘】



そして、6年ぶりの丹沢山は、期待の富士山が美しい姿で迎えてくれました!!


【丹沢山山頂】

あれ、“日本百名山”??てっきり百名山は最高峰の蛭ヶ岳だと思い込んでいたのですが、
丹沢山だったのですか…?←今頃気づくなんて遅過ぎです
さっそく訂正せねば(汗)

風を避ける場所で、フリーズドライの味噌汁とおにぎりでランチタイム、暖かい食べ物が美味しい季節です。

時刻はまだ12時前なので、予定どおり塔ノ岳まで足を伸ばすことにしました。



丹沢主脈は、富士山、南アルプスの雄姿をお供に歩く贅沢な稜線歩きです。 

富士にかかる雲が微妙に変化するので、富士山だけでも何枚シャッターを切ったか数えきれません。


【南アルプス:荒川三山方面】

 

竜ヶ馬場からの展望はスカイツリー、ランドマークタワー、伊豆半島までも見渡せる文句なしの晴天です。


【横浜方面】


【竜ヶ馬場を振り返る】




【メギ】


【テリハノイバラ?】

 
秋の名残の木の実を楽しみつつ、丹沢山から約1時間で塔ノ岳に到着です。


【塔ノ岳山頂より望む蛭ヶ岳】



南アルプス方面も雲が取れ、甲斐駒を始め鳳凰三山、白峰三山がクッキリと見えます。



塔ノ岳から望む姿は優美そのもの、飽きるほど眺めた富士山ですが、今日はここでお別れです。

 さて、いよいよ長尾尾根を下ります。


【新大日】


茶屋のある新大日の分岐までは、たくさんの山ガール、山ボーイとすれ違いましたが、
長尾尾根に入るとひっそりと静まり返り、誰もいません…


境沢林道の分岐付近ではクマの目撃情報が…ザックにしまっておいた熊鈴をあわてて出しました^^;




傍にはヤマビル用の塩水スプレーも用意されていました。
やっぱりこの周辺はヤマビルが出没するようですね〜
寒くなった今ではヒルの心配は無用ですが… 

道も整備され、要所要所には立派な道標が設けられているので安心です



長尾尾根も天王寺尾根同様ブナが多いので、紅葉の時季は見事だったことでしょうね!




塔ノ岳から約二時間かけて分岐に到着です。



分岐からは、少し荒れた感じの県民の森の散策路をトラバース気味に歩きます。
ここはまだ紅葉が残っていて美しく見事でした。
惜しむらくは、短い秋の陽が傾き始め全体的に薄暗かったこと。 



日射しを浴びたらどんなに美しいかと想像しながら30分のトラバースを終え、吊り橋を渡りました。
朝、天王寺橋の登山口から眺めたあの吊り橋です。



ここから、塩水橋までは朝通った道です。
心地良い沢音を聞きながらゆっくり下ります。



朝は気が付かなかった落ち葉の絨毯を踏みしめながら…



色とりどり葉ににうっとりです。 

明るいうちに何とか塩水橋に戻ってくることができました。




お天気に恵まれて、晩秋の丹沢を満喫できました。
来年は、紅葉を狙って11月中旬ごろに訪れたいですね!

 


皇居東御苑散策 2012.12.09

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冬晴れの日曜日、植物観察会で皇居を散策してきました。

皇居って植物園と同じくらい観察に最適な場所だったのですね!
 樹木の種類も豊富で、山で見かける木々も多くあるので興味深いし、加えて紅葉も美しい!!
樹木がとりわけ苦手なので季節ごとの変化を観察していけば、少しは覚えられるかもしれませんね。
我が家から中央線で乗り換えなしで行けるっていうのに勿体ないです。
都会は苦手だけど、時々出かけるのも悪くないです!

新入りの私は、植物に詳しい皆さんに色々と教えていただける超VIP対応ですが、
いかんせん覚えの方は右から左へキレイさっぱりの状態でして…^^;
出来る限りカメラに収め、忘れないようにしたけれど、画像と名前が一致していない可能性もありますので、
間違いにお気づきの場合は是非是非お教えくださませ。^^;

 

                                                                                     クリックで拡大できます。

画像    画像  フユザクラ  /  ジュウガツザクラ     画像  ヒュウガミズキ     画像  タイミンタチバナ     画像  シナマンサク      画像  ネジキ     画像    画像  ムラサキシキブ / タイワンホトトギス     画像  城壁を見上げる     画像  イロハモミジ     画像  二の丸雑木林     画像  ヤマモミジ     画像  オオモミジ     画像  ハウチワカエデ

※ カエデ類は間違っているかも…難しいですね!       画像    画像  オトコヨウゾメ / ニシキギ     画像    画像  トキリマメ     画像     ウツギ / タチバナ     画像  諏訪の茶屋     画像  赤と黄の競演     画像  紅葉に見とれる人々     ここに登場していないハリギリ、ネジキ、イヌエンジュ、トウカエデ、モチノキ、キブシ、クロガネモチ、ホソバイヌビワ、忘れたけどもっともっとたくさんの樹木 シダ類、草花、鳥(ノスリ、チョウゲンボウ)に至るまで多岐にわたる知識に圧倒された濃い一日でした。

剣ヶ峰(浅間山) 【長野県】 2012.11.10

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浅間山の南西部に山容鋭い剣ヶ峰が聳えています。

すでに一ヶ月前のことになりますが、
11月10日に所属する山岳会のメンバー総勢9人で登った剣ヶ峰の簡単レポです。
この峰は一般ルートではないため道標はなく、安易に踏み込むことはお勧めできません。
今回は経験豊富なメンバーに同行させて頂いたので安心でしたが、私の力量ではちょっと怖いですね〜
特にヒサシゴーロ尾根の下りは分かりづらく、
ところどころにテープがあるとはいえ、相応のルートファインディングが求められます。

剣ヶ峰は、お天気がよければ展望抜群とのことですが、
私たちが登った日はチラチラと小雪が混じるあいにくの天候で、
残念ながら浅間山の姿を拝むことはできませんでした。



 【コースタイム】
浅間山荘(10:05)-----一の鳥居(10:40)-----不動の滝(10:55)-----二の鳥居(11:00)-----硫黄(11:42)
------火山館(11:45/12:15)------天狗の裸地(12:25)-----剣ヶ峰入口(12:45)------剣ヶ峰(13:30)
------1900mJC(14:10)-----1600m高点(15:10)-----林道出合(15:25)----浅間山荘(15:35)

 

 

 

 10:05 天狗温泉「浅間山荘」から登り始めます。

 


【天狗温泉;浅間山荘】

浅間山は活火山ですから、注書きをよく読んで、出発です。 


                                          ※クリックで拡大

ほぼ終盤ですが、カラマツの黄葉を見ることができました。
この周辺のカラマツ林はとりわけ美しいので大いに期待していたのですが、若干遅過ぎたようです。 


【カラマツの黄葉】

 


【一の鳥居】

 

 ここで山側コースと不動滝コースに分かれています。私たちは右の不動滝コースを登りました。

 

 


【不動滝】

 


ポツンと残った黄金色のカラマツ


【二の鳥居】

前方に岩峰が見えてきました。 

 


【前方は牙岩】

 



硫黄臭が漂う!


【鋭く尖った剣ヶ峰】

 


【火山館】

火山館の中はストーブが焚かれ、お湯も自由に使うことができます。


【火山館から見える剣ヶ峰】

小雪が降ったりやんだり、チラリと見えた剣ヶ峰も一瞬でガスに覆われ、相変わらずすっきりしないお天気。

ここで昼食を摂り、この先どうするか再検討し、
お天気の様子をみながら行けるとこまで行ってみることにしました。 

火山館の管理人さんは、剣ヶ峰への登山を快く思っていないようなのでちょっぴり気が引けます。



【火山館】


【天狗の裸地】

天狗の裸地周辺では、 足元にシラタマノキやガンコウラン、赤い実をつけたマイヅルソウなどが目立ちます。
夏の最盛期には色とりどりの高山植物が咲きそうな雰囲気です。

 
【マイヅルソウの実】

 

シラビソの林に入ると日の光が差し込み、空が少しだけ明るくなってきました。


うっかり見過ごしそうな赤テープがさりげなく登山道にありました。
ここが剣ヶ峰への分岐かもしれいとMさんが立ち止まるも、いまひとつハッキリせず、
念のためもう少し先まで様子を見に行くことにしました。

 
その先は踏み跡も薄くなっていきます。

 

 やはり行き過ぎたようなので引き返します。
目印はないけれど、踏み跡を辿って山頂へと進みます。

 

 足元にはイワカガミの葉がびっしり…


【イワカガミの葉】

 



結構な急登ですが、踏み跡はハッキリしています。

 


傍らのイボイボ岩はゴリラの横顔にも見えます^^

 山頂までもう少し!!

剣ヶ峰の山頂ははっきりせず、少し先に三角点が見えました。
以前は手作り風の山頂標識もあったようですが、どこを探しても見つけられませんでした。
 



山頂は狭いし風も冷たいので、ヒサシゴーロ尾根方面に下ります。

気持ちの良いカヤトの草原を緩やかに下っていきます。

 

そのうち、火山帯らしい荒々しいガレ場を下ることになります。 

  

 

振り返ると、岩峰がうっすらと浮かび上がっていました。

 

 


【イワカガミ】

ズンズン下って行き、左に少しだけ登り返すと「1900mJC迷いの尾根」と書かれたプレートが
あります。

  山頂で休憩しなかったので、ここで軽く一本とり記念撮影をしました。




振り返るとガスが切れてギザギザの岩峰がハッキリ見てとれます。


【牙岩、剣ヶ峰方面】


 

樹林帯に入ると踏み跡はほとんどなくなり、急斜面を転がるように下りていきます。  



時々立ち止まりながら、あっちこっちと踏み跡をさがします。



比較的新しいトラロープが設置されていて、もう安心です。



ここにも「迷い尾根」と同じタイプの手作りっぽい緑色のプレートがありました。
どなたかが作ってくれたのでしょうか?
とても気分が明るくなりますね!



それからすぐに林道に合流です。
先に降りた仲間が待っててくれました。


【林道に合流】

往路では気づかなかった、こ、これは…炭焼き室でしょうか?


 

浅間山荘に無事戻ってきました。




今夜は、長野県の聖高原にあるKさんの別邸にお邪魔します。
その前に温泉で汗を流しましょう!

ここ天狗温泉「浅間山荘」もいいけれど、外部のお客さん向けの時間も迫っているので
Kさんお勧めの「みまきの湯」に直行することに決まりました。



ちょっと道を間違えたりして大回りしたけど何とか明るいうちに温泉に到着!!



【篭の登山、水の塔山方面にうっすらと架かる虹】


【御牧の湯】

露天風呂付きの大きな温泉にゆったり浸かり、ホカホカに温まりました。
このあとスーパーで買い物を済ませ、聖高原へGO!!


カラマツ林の中にたたずむKさんの別邸に伺うのは昨年9月以来一年ぶりです。
ここは大声で騒いでも大丈夫!!
薪ストーブにあたりながらの鍋パーティーは夜遅くまで続きました。

〜そして翌日〜

お世話になったお礼に、来シーズン分の薪割りのお手伝いです。



 
これで、約一年分になるのだそうです。

薪割りって初めて経験したけど、案外むずかいいものですね〜
力任せに斧を振り下ろしても丸太は逃げてしまうし、、、
なかなかスパっと割れません。
コツを習得するには時間がかかりそうです。

標高1000mの聖高原、外に積み重ねた薪も、今頃は真っ白い雪の下で眠りについていることでしょう…

 

殿ヶ谷戸庭園 【国分寺市】 2012.12.06

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 国分寺駅から近い殿ヶ谷戸公園で、過ぎゆく秋を惜しんでの紅葉ウォッチングです。 

 


ツワブキもが元気よく咲いていました。

 

 

 

 

蝶ヶ岳【北アルプス】 2013年1月4日〜6日

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重いい重い腰をあげて久々の更新です^^;
いつの間にか2月も下旬となってしまいましたが、今年最初の投稿は1月に登った北アルプスです。

冬山の入門といわれる蝶ヶ岳ですが、そこはれっきとした北アルプス、そう簡単に登らせてくれる山ではありませんでした!!

途中敗退した2008年以来の再チャレンジ!今回は好条件が揃い、何とか登頂こそできましたが、
日頃の運動不足がたたり、辛く厳しいものでした。

5年前は天気は良かったものの徳沢から1時間ほど登った場所でトレースが消え、
その後、6時間に及ぶ長い長いラッセルの末(ラッセルは、もちらん我らがリーダーで私は付いていくだけでしたが…)
長塀山まで登ったところでついにTime Out!!
帰路の時間を考えると先に進むことは断念せざるを得ませんでした。
もっとも体力的にギリギリで日帰りの限界を思い知らされたのでした。

今回、私たちが入山したのは1月4日からですが、昨年暮れから正月2日までの北アルプスは悪天候が続き、
明神岳、大天井岳、劔岳などで遭難が相次ぎ、連日ニュースなどで報道されていました。

そんな最中なので、徳沢より先に進むのはお天気とトレース次第。
何しろ、私たち二人は赤いチャンチャンコが似合うお年ごろゆえ、無理はできません!!
そういう訳で、先行者が苦労して作ったトレースを、ちゃっかり利用させていただく魂胆です^^;

 



 【コース】
1/4(金)沢渡09:45====釜トンネル(中ノ湯側)10:15 → 大正池ホテル11:25 → 上高地12:15/25 → 明神小屋13:35 → 徳沢15:15

1/5(土)徳沢06:00 → 長塀山10:30/11/00 → 蝶ヶ岳山頂12:45/13:00 → 長塀山13:55/14:00 → 徳沢16:30

1/6(日)徳沢8:40 → 明神09:40 → 上高地10:45/55 → 釜トンネル(上高地側)12:40 → 釜トンネル(中の湯)12:55


【メンバー】 も〜りさん、fu-co

 

釜トンネルの入口には、下山者を迎えるタクシーが数台待機中でした。 ↓
  

上高地までのスノーシュートレックの方が大半ですが、
その中に登山者らしき方を見つけ、お話を伺うことができました。
やはり、お正月の山頂付近は強風が吹き荒れたとのこと。
蝶ヶ岳山頂の冬季避難小屋で停滞を余儀なくされ、やっと昨日(1/3)になって徳沢まで下りることができたそうな…
お疲れの様子から察すると、やはり山は想像以上に荒れていた模様、
私たちもさらに気を引き締めなければなりません!!


<六百山方面を望む>

 


<上高地>

 静まり返った冬の上高地、ここまで来られただけでも得した気分です。
冬の上高地には何度か訪れているけれど、これほど穏やかな日和は初めてかも…



お天気は良くても、河童橋からの穂高は今回も雲に隠れています。明後日の帰路に期待しましょう!!



青空が見えているけれど、明神岳は雪炎が舞い上がっています!
上高地からここまでの中間点あたりで捜索隊の方々とすれ違ったけれど、まだ遭難された方々は見つかっていない様子でした。
無事だといいのですが…
 


<前穂高>

荒々しい様相だけれど眺める分には美しい!!


まあまあ踏まれているので、踏み抜きの心配はほとんどありません。


<前穂高岳>


夏道から外れ、梓川に下ります。ここまで来れば徳沢は目の前、のんびり景色を楽しみながらゆっくり歩きます。

 奥に見える大天井岳で、この日にヘリコプターで救出されたことを後日聞かされました。無事で良かったです。


風紋が美しい「!!


<お隣さんのテント>

さて、重い荷物から開放され、さっそくテントの設営を行います。
雪質がフカフカなので、固めるのも容易な作業ではありません!
運良くトイレの近くに踏み固められた格好の場所があり、有り難く利用させていただきました。

料理と飲料水に利用するキレイな雪を集めたら、やっとテントの中へ入ることができます。
ガスバーナーを点火、この瞬間が幸せですね〜
途中で沢水を汲んできたので、まずは熱いお茶で冷えた体を温めます。

今回は(も)軽量化のため食料はごくごく質素、ほとんどがつまみ系でして…^^;
ま、明日の晴天を祈りながら早めの就寝と相成りました。
が…しかし、この夜の寒さは異常でした。
とにかく寒くて寒くて、、、、

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜   1月5日   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

シュラフの中で震えながら朝を迎えました。
それもそのはず、この日の朝の気温はマイナス27度(冬季小屋の温度計)だったと、
小屋に宿泊された方から教えていただきました。
その後、同じ日にテント泊された方のヤマレコ山行記録を拝見したところ、
実にマイナス30度を振り切っていたとの証拠写真が掲載されていました。
徳沢でこれほどの低温を経験できるのは珍しいのでは…
どうりで寒かった訳だわ…

数日前(昨年暮れ)に五龍岳を目指し遠見尾根でテント泊した相方のも〜りさんは(悪天候で撤退)
少なくとも私より寒さに慣れているはずですが、この寒さは芯から堪えた様子でした。
放射冷却現象なのでしょうか?私は未知の低温を体感できて何だか嬉しくなりました。

 

さて、いよいよ今日は蝶ヶ岳アタックの本番の日です!!
昨夜は満点の星空だったので、たぶんお天気は大丈夫そう…あとは風次第ですが、長塀尾根はほとんどが樹林帯なので、
稜線に上がるまでまず大丈夫!!っていうか…体力が保てばの話です。



今日は長丁場なので遅くとも5時半には出発したかったのですが、やっぱり6時になってしまいました〜
ヘッドランプを点けて黙々と登ること30分、「後ろを見て!!」とのも〜りさんの声に思わず振り向くと、
木々の間から赤く染まった前穂の稜線が浮かび上がって見えました

残念ながら赤く染まったモルゲンロートを私のカメラで撮影することはできませんでした。
今回は軽量化のため、コンデジ一本です。
この日のためにSONYのRX100を新調したのですが、慣れてないせいか使いこなせず普通の色になってしまいました。
本当は山肌がオレンジ色に染まり、それはそれは美しかったのです… ↑
こんな光景を稜線から拝むことができたら幸せでしょうね〜


09:30

長塀尾根は初っぱなから急登の連続で、かなり苦しいです。 ↑ 3時間30分登った地点で比較的平坦になり、
ようやくシャッターを切る余裕ができました。

ところどころで穂高の稜線もひょっこり顔を出してくれるので、登る励みになります。



長塀山の山頂が特定できないまま、だらだらと登って行くとピークらしき場所に出て、その先は下りになります。
ここが長塀山山頂か…時刻は10時30分、
徳沢から4時間30分かかっています。
そういえばここは5年前にUターンした場所です。
あの時はきついラッセルが続き、ここまで7時間を要しましたが、今回は青空も見えて蝶ヶ岳への登頂が現実のものとなりそうです。


<妖精の池?>

森林限界を抜けると…目の前にたおやかな蝶ヶ岳が目に飛び込んできました。




左に目をむけると、天を突く槍ヶ岳が冬ならではの姿で静かに横たわっているのでした。



夢にまで見たこの風景、これまでの疲れも吹っ飛び、写真撮りまくりです



黄色いヤッケの人は登りで私たちを抜いていった単独の男性です。
一足先に登頂を済ませ下山するところです。山頂はものすごい風なので気をつけるようにとアドバイスをいただきました。


<蝶ヶ岳山荘と常念岳もクッキリ>



烈風で顔が痛いほどですが、お正月の北アルプスとは思えない恵まれた天気で気分も高揚し、それほど寒さは感じません!
新年早々、こんな幸運をいただき感謝感謝です


<八ヶ岳連峰>

この日は富士山、南アルプス、御嶽山、八ヶ岳などグルリ360度の大展望が広がっていました。

そして、何と言っても真向かいの槍穂は言葉では言い表せないド迫力で迫ってきました。





心残りのないように何度も何度もシャッターを切ります。
山頂滞在は15分ほど…後ろ髪を引かれながら下山にかかります。



下りでちょっとだけ道に迷ってしまいました。
最初ははっきりしていた踏み跡がだんだん薄くなってきたのでおかしいな…と思いながらも構わずどんどん下ってしまい、
結果、急坂を登り返すことになりました。
本当に勿体ない…疲れた体にはとても堪えます、20分ほどロスでしたが1時間ぐらいに感じました。

徳沢に戻ってきたのは16:30、何とかヘッドランプのお世話にならずに済みました。
テントが見えた途端、全身の力が抜けまさにヘロヘロの状態…芯から疲れました。。。。


簡単に夕食はマーボー春雨、フリーズドライの茄子の味噌汁、奈良漬、いたってシンプルです。
持ってきたフリーズドライのビーフシチューは喉を通りそうにないのでお持ち帰りとなりました。
早々に食べ終えシュラフに潜り込みました。
昨夜があまりに冷えたので、今日は残りのホッカイロを膝やお腹にペタペタと張り極寒の寒さに備えます。
足元には湯たんぽが暖かくホカホカ…


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜   1月6日   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


三日目の朝はマイナス14度までしか下がらなかったとのこと、前日とは大違いで暖かい朝です^^;
寒さを感じることなくぐっすり眠ることができたのは、前日より16度も高い気温のせいだったよです。

テントを撤収し、ゆっくり帰り支度をして、徳沢を出たのは8時40分、ずいぶんのんびりですね〜


楽しみにしていた河童橋から眺める穂高連峰はやはり期待したほどではなくやや落胆でしたが、
大正池まできたら、ほらこの通り、吊尾根がバッチリ見えて嬉しさが倍増です。▽



穂高に別れを告げて、釜トンネルへと向かいます。

除雪車が入ったらしく見通しはよいのですが、路面がつるつるで歩きづらく見事に転んでしまいました。
ここが一番の難所か…



暗い釜トンを抜けると大正池で予約していたタクシーが待っていてくれました。

三日間お天気に恵まれ、嬉しい初登頂を果たし、大満足の蝶ヶ岳登山でした。 

春近し…野川公園 2013年2月15日 & 26日 

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〜2月15日〜

2月の野川公園での一番のお楽しみはセツブンソウです。
寒さが厳しい今年の冬のこと、セツブンソウの開花のきっと遅れているだろうとウカウカしていたら
気づけばもう中旬、あわててネットで検索してみると、あらら、もうすっかり咲き揃っているではありませんか…

急な思いつきで、我が家を出たのが午後二時半、三時前に野川公園の駐車場に到着後、
セツブンソウ目指して自然観察園まで一目散!!


色白のザゼンソウをカメラに収めたら、今年初めてのセツブンソウとご対面です。

この花に出会うと、心ウキウキやっぱり嬉しいものですね!

 

 三か所の群生地(?)は開花時期が微妙に違っているので、時間差で楽しむとこができるのもいいですね!




フクジュソウ


ロウバイ


その後、次なる目的の花を探しに場所を移動、すると川原に何やら人だかり…野川にたびたび現れる人気者のカワセミ君が
枝先でポージング中です。
数人のカメラマンに囲まれているのですが、全く意に介さずひたすら水辺を伺っている様子!
これはチャンス!
野川では、何度かカワセミに遭遇しているのですが、遠くから眺めるか、飛んでいく方向にストーカーしたり、
なかなか近くで観察する機会がありませんでした。
本日のカワセミ君はサービス満点!!とっても可愛いです


90mmレンズ、しかも手持ちなので上手く撮れませんが、カワセミは美しく、鳥好きならずとも、
うっとり見入ってしまいます。

  

 



獲物を狙ってダイビングを何度も披露してくれました!
もう、カワセミ君の華麗なショーにワクワクドキドキでした。


午後4時半、カワセミ君はどこかへ飛んでいってしまいました!




キセキレイ?

 もうひとつの目的の花は探すことが出来なかったけれど、カワセミ君に出会えた嬉しい午後でした。

 



〜2月26日〜

 そして、あれから11日が経ちました。
初々しかったセツブンソウはすっかりおばあさんになってしまい、セツブンソウ目当てのカメラマンも姿を消していました。
今日は、先日探せなかった花を求めてやってきました。
その花とは「イヌノフグリ」です。
昨年、初対面をはたしているので自信満々で、その場所にやってきたのですが、
どんなに探しても見つけることができません!

どうして…??いや、そんなはずはない!、間違いなくこの場所にあるはず…
ジ〜〜ッと目を凝らしていたら、ありました!その小ささと言ったら、分かっていたはずなのに、「えぇ〜〜こんなだっけ!?」と改めて驚いてしまうほどの小粒っぷりです。

 





ひとつ見つけると次々に目に入るようになります。

 
在来種の貴重な植物、頑張って咲き続けてほしいですね!

この日は別の場所でもイヌノフグリを見つけました。 

ミスミソウが咲き始めていました。


ミスミソウ



シュンランは開花準備中!


シュンラン

 そして、スミレ界のトップを切る「アオイスミレ」はもうこんなに立派に成長しています。

 
アオイスミレ

 小ぶりながら、落ち葉をかき分け春一番に咲く姿を見ると、毎年のことながら心トキメキます。

スミレシーズンが待ち遠しいですね!

 

 最後に梅園を通りました。
梅の見頃はまだ少し先のようです。
 

 

 ほとんどの樹がまだ固い蕾でしたが、数本の早咲きの梅が良い香りを漂わせていました。

 

 

 

セリバオウレン 【小峰公園】 2013.02.28

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「白い妖精」と呼ぶにふさわしい清楚な姿が印象的なセリバオウレンには、
雄花、雌花、両性花とあるようですが、私は未だに雌花を見たことがありません。
何とか雌花を探してみたいと、今年も小峰公園にやってきました。

 
セリバオウレン(雄花)


セリバオウレン(雄花)

 



たくさん咲いていますが、雄花と両性花が半々といったところでしょうか?


雄花


萼片がピンク色の両性花

 
両性花


↑ やや、これは雌花か…?期待したのですが、
やっぱり雄しべがありますね〜これも両性花のようです。残念!!

 

随分長い時間をかけて探してみたのですが、今回も雌花は見つけられませんでした。

ていうか、雌花がどんな姿をしているか見分けられるか疑問ですけど…^^;

南高尾周辺散策 2013.03.19

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春浅い南高尾周辺を歩いてみました。
先ずは、いつも立ち寄る相模原市の「城山カタクリの里」から。
今年は急に暖かくなり、スタッフの方も驚くほどの早い開花に大わらわ。
とはいえ、まだ咲いているカタクリは少なめなので、入園料を少しオマケして下さました。ラッキー!!


【城山かたくりの里】

昨日の雨で潤いを増した初々しいカタクリたち


純白のカタクリ





コシノコバイモ


カタクリはまだ咲きはじめたばかり、この日一番目立っていたのは色とりどりのユキワリソウ(ミスミソウ)でした。


ユキワリソウ(ミスミソウ)


ユキワリソウ(ミスミソウ)

同じ色は二つとないほど色とりどり、こちらは植栽ですが佐渡を思わせる見事な咲きっぷりでした。

園内に居たのは1時間余り、わずかの時間ですが暖かい日差しに誘われてカタクリたちは次々に目覚めているようでした。





さて、場所を変えて南高尾を歩いてみました。

陽だまりでは、オカスミレやアカネスミレが斜面を紫色に染め上げていました。

 


オカスミレ


オカスミレ 

 


アカネスミレ


ヒナスミレは花盛りで、白からピンクまで大きな株が目をひきました。


白いヒナスミレ

 


ピンクのヒナスミレ


桜の花びらみたいなヒナスミレ

 


シロバナエゾスミレ

 


エザンスミレ 

 
ニオイタチツボスミレ

 
シュンラン


ヒメウズ



そしてそして、驚いたのがこのスミレちゃんです。 ↓

葉の状態からシハイスミレではないかと考えています。
花がまだ完全に開ききっていないのが残念なのですが、シハイスミレかマキノスミレに間違いないようです。
どちらにしろ、この界隈で見られるとは考えていなかったので嬉しい出会いでした。
周辺を入念に探してみたのですが、この日はこの一株だけ…

数日後、はなねこさんが訪ねた時は株が増えており、
葉の状態もどちらかといえばマキノスミレのようにツンと細身の葉が多かったようです。


葉を拡大してみました。

以前、鳥取県と大分県で出会ったシハイスミレの葉に似ていると感じました。

 
この他にも、ナガバノスミレサイシン、タチツボスミレ、アオイスミレ、、ニリンソウ、アブラチャンなどの花が見られました。

 

 

 


景信山〜城山 2013.03.26

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いつもはハナネコノメを求めて真っ先に訪れる裏高尾、今年は出遅れてしまいました。
思ったとおり、赤い葯はすでに落ちていてガッカリ…
気を取りなおし、小下沢方面向かってみることにしました。

沢に降りてみると、日影沢ほどの群落はないものの、
新鮮なハナネコさんがあちこちで可愛い花を咲かせていました。



標高を上げて行くと、まだ開いたばかりのものもあります。


やっぱり可愛いですね〜

そして、葯の色がオレンジ色のハナネコノメも見つけることができ、ラッキー\^∇^/






初めて出会ったオレンジ色のハナネコノメ、ちょうどいい具合に開いてくれて思わず笑みがこぼれます(^O^)



ちょっぴり斑が入った可愛いピンクのヒナスミレも春の日差しを受けて気持ちよさそうです。


ヒナスミレに出会うと何だか幸せな気分になりますね〜


ニオイタチツボスミレ

 


オカスミレ

 


エイザンスミレ

 

 

 そして、ちょっと変わったスミレを見つけました。
一見するとニオイタチツボのようですが、よく見ると側弁に毛があります。ってことはオカスミレ…?

でも、葉も距も何だか変…もしかして、オカ × ニイタチツボ  な〜〜んてね^^;
最近、交雑種の虜になって何でもかんでもそう見えてしまうのです(汗)

 

でも、どうなんでしょうね??

 


ナガバノスミレサイシン


ヒカゲスミレ


ヨゴレネコノメ


ニリンソウ


ヤマルリソウ


カントウミヤマカタバミ



キバナノアマナ


キバナノアマナ


今年も綺麗に咲いていました。


ノジスミレ


ヒメスミレ


セントウソウ


ヤマエンゴサク


ジロボウエンゴサク


やっぱり、春の高尾はいですね〜

近くにこんな素敵な花の宝庫があり、本当に有り難いです。

一気にスイッチが入り、二日後に再訪することになります^^;
 

 

ヒナ・雛・ひな、高尾山でヒナスミレが大爆発!! 2013.03.28

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 一昨日、日影沢で偶然出会った男性から
「高尾のヒナスミレが凄いことになっている!高尾には何十年も通っているけれど、
一面がピンク色に染まるほどのヒナスミレを見るのは初めてだった!!とにかく凄い!!」
と興奮ぎみに話して下さいました。

“”ピンク色に染まるヒナスミレの群落”…う〜〜ん、見てみたい!!

しかし

先ほど城山から下りてきたばかりで、時刻は午後2時30分、登り返すには微妙な時間です。
体力的にも無理と判断し、後ろ髪を引かれながら、その日は高尾駅まで歩いて帰りました。



その後もヒナスミレのことが頭から離れず、矢も楯もたまらず二日後に行ってみることにしました。
それに、もうひとつ背中を押してくれる強力な情報もあり、二つの楽しみを胸に、
ワクワクしながら高尾行きの電車に飛び乗りました。

さてさて、その場所に到着すると、どうでしょう!!
勧めてくれた男性の言葉どおり、いえそれ以上の光景が目の前に広がっています。



ちょうど見頃、“これでもか!!”と言わんばかりの大群落です!!

こんな光景を前にして、どのように撮ればよいのか思案に暮れます。
あれこれカメラをいじっても、所詮は腕が腕ですから思い描くように撮れる訳がありません。
こうなればとにかく撮りまくりです!

そいえば、日影沢で出会った方がおっしゃていました。
「とにかく、あれは写真じゃ伝えきれるものではないから、スミレ好きなら実際に見るべし…」と
なるほど
どの株も大きく美しく、それがところ狭しと咲き誇っているのですから、もう圧巻の一言に尽きます!




とにかく“可愛い”

 

 

 ほんの数メートル離れると花の色も違ってきます。
こちらは淡い色合いですね!

 



押すな押すなの大混雑を想像させる、すごい数です。



こんなに白っぽいヒナスミレもありましたよ!



高尾のヒナスミレはバリエーション豊かですね!

どうやら、今年はこの場所以外にも群落があるようですね!
今年の気候がそうさせたのでしょうか?
高尾のヒナスミレにとって、今年は特別の年のようです。



ヤマルリソウの群生地にお邪魔した濃い色のエイザンスミレ、これも綺麗でした。


エイザンスミレ


マルバスミレ


そして、このスミレ ↓ 以前から、いつかはと願っていたスワスミレ…ようやく会えました!!
 情報を下さった彩さんに感謝感謝です

 近くには、エイザンスミレとヒカゲスミレがあるので自然交雑をするのでしょうね〜
改めて、両者の良い部分を取り入れた美しいスミレだと感じました。


花弁の縁取りが何ともキュートですね!

 この一輪のスミレと30分以上対面した後、なんと、はなねこさんとばったり!!
挨拶もそこそこに美しいスミレの場所に案内し、幸せ気分のおすそ分け、
二人で喜びを分かち合いました。



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この日はちょっと欲張り、もう一カ所スミレめぐりです。
電車を乗継ぎ、シハイスミレ咲く丘陵地までやってきました。


シハイスミレ


数は少ないですが、小さなシハイスミレが落ち葉をかき分けて咲き始めていました。

ヒナスミレは大豊作ですが、こちらは今一つといったところ…

まだ落ち葉の下で出番を待っているのかもしれませんね!!

 

オクタマスミレ再び…【富士山周辺】 2013.04.11

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今年も会えるといいな…

寒暖の差が激しい今年の春はスミレの開花時期が読めず、一か八かに賭けて彼の地を訪問しました。

交雑種のスミレは、毎年同じ場所に出現するとは限らないと聞きますが、
苔の台座がお気に召したのか、昨年と同じ場所に同じような形で咲いていたのには正直驚きました!!

昨年、初めて出会った時の嬉しさが蘇った瞬間でした♫

昨年のレポはこちらです。

 オクタマスミレ





もちろん、オクタマスミレの両親 ヒナスミレとエイザンスミレも近くにいましたよ^^

ヒナスミレ



エイザンスミレ




周辺には フイリヒナスミレもたくさん咲いています。
ここでは、むしろ斑入りの方が多いほどで、花色も独特の赤みがかった紫色です。
ピンク色は斑なし、赤紫色は斑入りで 大きめの花を咲かせているのです。
花が重すぎるのか ほとんどがうつむき加減なのも特徴です。

フイリヒナスミレ



このフイリヒナスミレとエイザンスミレの交雑種を見てみたいですね^^

ヒカゲスミレ

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

さて、この日は場所を変えてもう一カ所訪ねてみました。
こちらのオクタマスミレは、小さな葉はたくさんありますが、まだまだ成長過程で、
花芽の確認もできませんでした。
時期を見て再訪してみたいですね!



ヒラツカスミレ?  ←  だと いいな…^^;





イブキスミレ

 

とっても色の濃いエイザンスミレ、これってベニバナエイザンスミレっていうのでしょうか?
葉と茎には産毛がびっしり生えています。

エイザンスミレ

これまでにたくさんのエイザンスミレに出会っていますが、
今回は 色も華やかで産毛をまとった変わったエイザンスミレでした。

ここのオクタマスミレも咲いてほしいですね!

 

扇山、百蔵山に咲く花 【中央沿線】 2013.04.09

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ウスアカネスミレ 




6年ぶりに扇山から百蔵山間のプチ縦走をしてみました。
この山は、JR中央線の鳥沢駅から猿橋駅へと歩けるのでとても便利、バスの時刻にとらわれる必要がないのが
魅力ですね!
でも、いつでも行けると思っているとつい後回しになってしまうもの、気がつけば縦走は2007年以来です。

大月ゴルフ場までの舗装された車道歩きが退屈な面もありますが沿道にも様々な花が咲きます。
そのひとつがイチリンソウ、今年はまだ数が少なめでしたがこれから出番を待つ株がたくさんありました。


【イチリンソウ】


イチリンソウはまだお目覚め前でした


【アケビ 雄花】



【ミツバアケビ】

上部の大きい花が雌花、下部が雄花です。

◆アケビって三つ葉アケビ、五葉アケビなどいくつか種類があるようですが、深く考えずに花だけ
撮ったので、名前の由来となった肝心の葉が写っていません。



【ジュウニヒトエ】


チゴユリは今年初めてです。


【チゴユリ】

鳥沢駅から約1時間かけてようやく登山口到着です。
スミレのハイシーズンにはまだ早すぎたようで、見慣れたタチツボスミレ以外には見当たりません。
それでも、歩を進めると少しずつ可愛いスミレたちがお出ましになり、
途端にゆっくりペースになってしまいます。


 【ナガバノスミレサイシン】

アオイスミレがまだ咲き残っていました! 

 
【アオイスミレ】


 【エイザンスミレ】


 
【ニオイタチツボスミレ】


 【シロバナエゾスミレ】



【シロバナタチツボスミレ】

 
【クサボケ】

   


そうそう、大好きなアケボノスミレは日当たりの良い登山道に結構咲いていましたよ!
これは とびっきり色の綺麗なアケボノさん、みずみずしくて吸い込まれそうな綺麗な色でした!


【アケボノスミレ】

こちらは、葉が見当たりません、まだまだ目覚めたばかりのようですね!



この山では、ナガバノスミレサイシンとアケボノスミレの交雑種、ナガバノアカボノスミレが咲きます。
まだほとんどは蕾で開花した花はほんの数輪でしたが、数日後には一斉に花開き、見事な群落を
見せてくれることでしょう!

 【ナガバノアケボノスミレ?】


【ナガバノアケボノスミレ?】


【ナガバノアケボノスミレ?】



【シロバナナガバノスミレサイシン】







【エゾアオイスミレ】

 

〜百蔵山山頂より〜

 


 【アカネスミレ】


アカネスミレが咲く登山口近くで微妙な色合いのスミレを見つけました。
見たことのない珍しいスミレなので、最初はびっくりでしたが、
よく観察してみると、淡色のアカネスミレで、
アカネスミレの淡い色のものはウスアカネスミレと呼ばれて区別しているようです。
色は、赤色系と青色系が二種類、仲良く並んで咲いていました。


以前見つけたウスアカネスミレはピンク色、昨年見つけたものはマキノスミレのような赤紫色でした。
ウスアカネスミレと一口に言っても、タイプが違っていて面白いですね^^



【ウスアカネスミレ?】 

 〜横顔〜


 
【ウスアカネスミレ?】





【スミレ】

穏やかな日差しを受けて春の花探しハイキング、真のお目当ての花は見つけれられなかったけど、
代わりにウスアカネスミレに出会えた充実の山歩きでした。

 

 

埼玉 県民の森、芦ヶ久保・西武の森 【秩父】2013.04.18

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若葉の緑と山桜の薄桃色が淡いコントラストで山肌を覆う季節は、
野山の草花も一気に活気づきますね!
車を走らせている時こんな光景に出合うと、嬉しくて何度もシャッターを切ってしまいます。

秩父の県民の森は、都内からも比較的近く、電車でも気軽に行ける人気スポットです。
芦ヶ久保駅から自力で登るも良し、お手軽に車を走らせても良し、
草花散策と森林浴が気軽に楽しむことができ、
遊歩道、トイレ、ベンチなどの整備も着々と進んでいます。

最近は「芦ヶ久保、西武の森」の看板をあちこちで見かけるようになりました。
「県民の森」から「芦ヶ久保・西武の森」と名前を変更したのかと考えたりしたのですが、
どうやら区分けしている様子です。
所有者の権利については、よく理解できないままではありますが、
この地が自然豊かでスミレファンにとって
最適の場所であることは紛れも無い事実です。

広い広い山森の極一部しか歩いていないのですが、こんなに素敵な出会いが待っていました。


【トウゴクサバノオ】

 


【アズマイチゲ】


【ヒナスミレ】


【シロバナナガバノスミレサイシン & ヒナスミレ】

 
【エイザンスミレ】

 


特に目新しいスミレはありませんが、群生ぶりは目を見張るばかりです。

一番多いのはやはり、アケボノスミレと交雑種のナガバノアケボノスミレです。
ナガバノアケボノスミレはアケボノスミレとナガバノスミレサイシンの交雑種ですが、ここでは
色も形も様々、自然交配を繰り返し、中間的でどちらとも判断し難いスミレも多く、
素人の私は正直お手上げの状態です。

その一部ですが、ご覧ください!!

 
【アケボノスミレ?】


【アケボノスミレ?】


【アケボノスミレ?】


【アケボノスミレ?】


【アケボノスミレ?】


 一際濃い色のアケボノスミレを発見しました。
これくらい濃い色ならば、黒花と読んで良さそうですね!^^


【クロバナアケボノスミレ】


そして、

 判定は微妙ですが、これより下は側弁に毛がなく、葉もやや細長いつんつんと尖った印象ですので、
交雑種ではないかと思われます。


【ナガバノアケボノスミレ?】


【ナガバノアケボノスミレ?】

  
【ナガバノアケボノスミレ?】

 


【ナガバノアケボノスミレ?】

 
【ナガバノアケボノスミレ?】


【ナガバノアケボノスミレ?】

 
【ナガバノアケボノスミレ?】 


【ナガバノアケボノスミレ?】

  

 県民の森は広大で、登山道も多数あり、
時間をかけてゆっくり歩けばもっともっと様々な出会いがあるに違いありません!
別のコースもゆっくり歩いてみよう!!毎年同じ事を考えているのですが、
スミレが多すぎて範囲を広げることができません。
気がつけば狭いエリアをウロウロしているばかりで、時間はあっという間に流れてしまいます。


今日のところは次の予定があるので、後ろ髪を引かれながらサヨナラです。
来年こそは、距離を伸ばしてみよっと^^;

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