5年ぶりに白山に登ってきました。
前回2007年は、室堂一泊二日の余裕の日程だったのですが、肝心の二日目が雨に変わり、
展望ゼロの残念な思いをしました。
そんな中、昨年、いつもの相方のMさんに白山行きを誘っていただき、
これはリベンジなるかと喜んだのですが、コースを聞いてみると、
世界遺産の白川郷から入り、石徹白(いとしろ)までのテント泊の南北大縦走とのこと、
軟弱者の私にはとても無理な行程なので丁重にお断りしました!!
白川郷入山を三方岩に変更したものの
長い縦走を成し遂げたMさん、Oさんに羨望の眼差しを向けたのは言うまでもありません。
それはさておき、いつかはリベンジしたいと考えていた白山、ついに実現できました。(縦走ではありませんが…^^;)
【天気】
【コース】
市の瀬(05:00)--(バス)----別当出合(05:15/30) → 別当坂分岐(06:20/30) → 殿ケ池避難小屋(07:40/08:00)
→ 馬のたて髪(08:35) → 黒ボコ岩(09:00/05) → 白山室堂(09:25/40) → 御前峰(10:25/40) →
(御池巡り:御宝庫、翠ケ池、お花畑)→ 白山室堂(11:55/12:25) → トンビ岩(12:40) → 御前坂 →
南竜山荘(13:25/40) → 南竜道分岐(13:25) → 甚之介避難小屋1(4:15/30) →別当出合(15:35/16:00)
---(バス)----市の瀬16:15
前日は伊吹山のお花畑を散策後、白峰温泉で汗を流し、市ノ瀬で車中泊です。
広々としたテントサイトですが、ほとんどが車中泊らしく、張られたはテントは気づきませんでした。
トイレも綺麗で、とても快適に過ごすことがでできました。
当日は4時に起床し、朝5:00発のバスで登山口の別当出合に向かいます。
【市ノ瀬バス停】
立席も含めてバスは満員、15分ほどの乗車で別当出合に到着しました。
私たちは、観光新道を登るので取り付きは吊り橋の手前左側です。、
【別当出合登山口】
ツルアリドオシの白い花が目に入り、カメラを向けたけれど暗すぎてブレブレ^^;
エゾアジサイやコメツツジを横目で見ながら、登りはじめの辛さを耐えます。
少し明るくなったところでコメツツジを撮ることができました。
【コメツツジ】
約1時間で別当坂分岐、ここから展望が開け、高山植物の数もぐっと増えました。
【コキンレイカ (別名:ハクサンオミナエシ)】
【大きな岩のトンネルをくぐり抜ける】
【ヨツバヒヨドリ / テガタチドリ】
観光新道を登る人は割合少いようで、ここまでは先行の一組を確認しただけ、
追い越されることも追い抜くこともなく殿ケ池までやってきました。
しかし、この辺りから大勢の下山者とすれ違いうようになります。
とにかくすごい数です。
【殿ケ池避難小屋】
雲ひとつない晴天ですから、この日のご来光、それは素晴らしかったことでしょう!
下山する皆さんの満足げな表情がそのことを物語っています。
そして、「ご来光も良かったけどこれから先のお花の素晴らしさは最高ですよ!!」と、元気が倍増する一言を頂き
疲れも吹っ飛ぶのでした。
【タカネナデシコ】
【ハクサンジャジン】
【シモツケソウ】
【タカネナデシコ&ハクサンシャジン】
【お花畑】
【イブキトラノオ】
【ニッコウキスゲ咲くお花畑】
【咲き乱れるハクサンシャジンとハクサンフウロ】
【黒ボコ岩】
砂防新道との合流点「黒ボコ岩」から先は、木道が敷かれた広々とした湿原を歩きます。
奥に見えるあの山を越えた所が白山室堂でしょうか?まだ遠いです^^;
【弥陀ヶ原の木道】
黒ボコ岩から約20分で白山室堂に到着!
大きくて立派な宿泊施設です。
小屋の裏側で冷たい水を補給し、しばし休憩です。
【室堂センター】
室堂で一息いれたら、いよいよ白山(御前峰)に向けて出発します。
まずは、白山奥宮でお参りです。
【白山奥宮】
室堂から御前峰までは40分ほどの行程ですが、あまりの暑さに歩が進みません。
ジリジリと照りつける強烈な日射しは思った以上に体力を消耗します。
ハァハァと息ばかりがあがり、背中のザックがやたらと重く感じるのです。
こんなことなら空身でくればよかったかな…
それでも、可憐に咲く花々に励まされながら少しずつ。。。
【ハクサンフウロ】
【クロユリ】
【イワツメクサ】
もうじき山頂?と思ったらなんとまだ3分の1しか歩いていないのです。
【青石】
眼下の室堂センターが小さくなりました。
【別山と赤い屋根の室堂センター】
そして、ついに山頂です
【白山、御前峰】
360度の大展望が出迎えてくれました。
【北アルプス:中央に見えるのが槍ヶ岳と穂高連峰】
【北アルプス:剣、立山】
【御嶽方面】
<その2>に続きます