早春を代表する花にフクジュソウがありますが、このフクジュソウは下の4つの種類に分類されているのだそうです。キタミフクジュソウ
シコクフクジュソウ
ミチノクフクジュソウ
フクジュソウ
分布域が限定されるキタミとシコクは別として、ミチノクフクジュソとフクジュソウは東北から九州にかけて広く咲いているとのこと。
ならば、いちどその違いを見てみたいものと考えはじめて三年の歳月が流れました。きっかけはこちらのブログ
「みかんの花日記」です。
そろそろ咲き始めているとの情報をキャッチし、長野県南部まで車を走らせました。
平日早朝の中央道は上りに渋滞があるものの、下りはスムーズで予定時刻より早めに現地到着です。これが噂のミチノクフクジュソウかぁ…
と、辺りを見回しても展開しているものはほとんどありません!!
例年に比べ今年は開花が遅れており花数は少なめ、その上、あまりに早く到着したため暖かい太陽に向かって
咲くフクジュソウはまだ十分に開ききっていないので、時間をおいて出なおすことにしました。
近くのザゼンソウ園を見学後、戻ってみると、おぉ、開いていますよ^^
一般的なフクジュソウとの違いは…え〜〜っと、
付け焼刃で頭に叩きこんできた知識によりますと、
1.萼片の長さが花弁より短く半分かそれより少し長い程度
2.花弁の裏が赤味を帯びている
3.黄色の花色はレモンイエローに近い
4.茎がストローみたいに中空である(切ることができないので、これは確認できませんね^^;)
5. 花弁が水平に開く 、などなど…
日射しがまだ足りないため、水平に開く様子は見て取れないけど、確かに花色がより黄色く感じます。
同行した夫に言わせると、上品な色合いだそうです。
そして…確かに萼片が短めです。
だいぶ開いてきました…
花弁はフクジュソウより先っぽが尖っているように感じました。
運が良ければ遠くに雪を被った南アルプスが望めるはずなのですが、今日はあいにく霞んでいるようです。
一面が黄色く染まる見頃は下旬ごろでしょうか?
たくさんの蕾たちが枯れ草の中で待機中でした。
にわかじこみの知識では、明確な違いを確認するには至りませんでしたが、
春の日射しを受けて咲きほころぶミチノクフクジュソウはただただ美しいと感激でした!!
フクジュソウを楽しんだ後、アズマイチゲ、アオイスミレ、カイコバイモなどが咲く場所に立ち寄りました。
アズマイチゲ
アオイスミレ
カイコバイモ
カイコバイモ
この春はなかなか暖かさを感じることができませんが、うららかな春はもうそこまで来ているようですね!!