あと一週間もすれば6月です!
うっとおしい梅雨の季節がもうすぐそこまで来ています…
爽やかな風が心地よい今の季節を大切にしたいですね!
17日、一人で出かけた御坂のお山ではたくさんのコイワザクラに出会え、ピンクちゃんを独り占めでした〜
アップダウンのある面白い山域なので、今度こそ山レポを書くつもりでポイントポイントで証拠写真を
撮っていたのですが…
コイワザクラの他にも思いがけず、こんな素敵なお花に出会ってしまったので、
今回もまた山名を公表することができなくなりまいた
その花とは、絶滅危惧種のユウシュンランです。
踏まれそうな登山道で無防備に咲いていました。
〜ユウシュンラン〜
朝はまだ蕾だったのですが、午後には見事に開いていまいた。
写真だと大きくみえますが実物は超ミニサイズ、草丈10センチほどの小さなランです。
この日はこのコイワザクラを目当てに登ったのですが、咲いていてもそれはほんの僅かだろと考えていたので、
見つけられるか心配でした。でも、それは杞憂に終わりました。
この山塊ではさり気なく普通に咲いていて、この花が絶滅危惧種であることを忘れさせるほど…
希少種のコイワザクラがですが、多くの人たちに優しく守られていることを嬉しく感じました。
〜コイワザクラ〜
岩の隙間を埋めるように縦に横にと咲き並ぶコイワザクラの生命力に驚きました。
縦走路には幾つかの群生地があり、崩れそうな斜面いっぱいに咲乱き乱れています。
そのほかにも登山道脇に小さな株がポツンポツンとピンク色の可愛い花を咲かせていました。
このような厳しい環境に適応しながら咲いているからこそ魅力を感じるのですね〜
以前、丹沢の山で出会って以来 4年ぶりの再会です。
それにしても、コイワザクラとクモイコザクラの違いって何だろう…?
葉の切れ込みに違いがあるようだけれど、どんなに見比べても未だに明確に識別できないままです。
可愛い姿を披露してくれて有り難う!!感謝感謝です
そして、清楚なヒメスミレサイシンも登山道を飾ります。
ヒメスミレサイシンは今年二度目ですが、こちらの山の方が花付きが良いですね〜
お目にかかることが少いヒメスミレサイシンですが、今年はこんなに大量に出会えて嬉しかったです^^
〜ヒメスミレサイシン〜
ヒメスミレサイシンはフォッサマグナ要素のスミレなので、生育場所が限られており、
なかなか出会えないスミレです。
〜ベニバナヒメイワカガミ〜
〜クサボケ〜
〜マメザクラ〜
〜ワダソウ〜
〜チゴユリ〜
〜クリンユキフデ〜
〜タチキランソウ〜
〜イワキンバイ〜
ツルキンバイだと思っていたのですが、別の画像で花茎に小葉が付いているのを確認したので
イワキンバイで間違いなさそうです。
〜ツルシロカネソウ〜
〜フデリンドウ〜
〜ウメウツギ〜
以前、丹沢で一度だけ出会ったことがあるウメウツギ、こちらも目にすることが少い花ですが、
足場の悪い岩場に点々と生えており、それぞれに白い清楚な花を咲かせていました。
やや遅めだったため、花は少し傷んでいましたが、下から覗きこみながら夢中でシャッターを押しました!!
〜イカリソウ〜
〜チゴユリ〜
〜エゾノタチツボスミレ〜
信州では普通に見ることができるスミレですが、山梨県では初めてでした。
〜オトメスミレ〜
手ぶれしてますがオトメスミレはあまり縁がないので載せま〜す^^;
この他、咲き残りのアカネスミレ、アケボノスミレ、タチツボスミレにも会えました。
特にアケボノスミレは、展開した葉が登山道沿いに延々と続き、最盛期の美しさを想像して溜め息が出ました。
今度はアケボノスミレの季節に訪れたいですね!
この日の登山者は単独の男性と4人組の男性だけ、4人組とは抜きつ抜かれつしながらのプチ縦走でした。
低山でも単独だと少々心細いものですが、少しでも会話ができると安心できます。
その先まで縦走を続ける4人組とは途中で別れ、私は短縮コースを下り、
再び一人旅。
新緑のトンネルをくぐり、駐車場へと向かいました。