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Channel: たんべぇ山から
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スイスアルプス花紀行 2013.7/18〜8/2 (サース・フェー、ツェルマット)?

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? からの続きです。 


7月18日(木)

18日は定刻通り15:50にチューリヒ空港に到着後、ファストバケージ(Fast Baggage)で
スーツケースをZermattまで送る手続きをして身軽になる。
Zurich 空港駅でスマホのプリペイドsimを購入したり、
翌日から使うスイスパス【フレキシー】のヴァリデーション(使用開始)の手続きをしたり、
スーパーで食料の買い物などしたり、
すべてを済ませたあとシャトルバスに乗りHotel  Allegraにチェックインする。

ホテルはエアコンがないので少し暑いけれど、湯沸かしポットも付いた清潔でここち良い部屋。
あ〜やっと、手足を伸ばして熟睡できるぞ^^
でも、時差ボケなのか眼が冴えて眠れない。

仕方ないので、ゴゾゴゾと起きだし、空港で買ったSwisscomのプリペイドsimをいじってみる。
APNの設定がうまくいかず、どうやっても開通できず再チャレンジ!
国際ローミングをONにすると一日あたり3000円近い料金が発生するので、
現地のsimが使えないかと出発前から検討していたが、全く自信がない。
そもそも、仕組みが理解できないままの見切り発車なので、もっともと言えばもっともである!

シャモニー以外のホテルは無料のwi-fiを使うことができるので、それほど必要はないかもしれないけど、
やはり、常時接続されていると、いざという時に安心だしね!!

あれこれ奮闘した結果、何とかSwisscomの開通にこぎつけた。
しかし、同じく空港駅で購入したOrangeのsimは最後まで開通できなかった。

ともあれ、スイスでは定額料金(約2200円)でスマホが使い放題となった\^∇^/
料金を気にすることなくGmail、天気予報、検索、翻訳など自由に使うことができる。
さっそく、娘からLINEで連絡が入った。
simを差し替えると電話番号が変わるのでLINEは利用不可と思っていたけれど、
そうでもないみたい…
理由は分からないけど、使えるのだから、ま、いいか、
その後も山中から写真を添付したりして何度か送信したけど、日本と同じように利用できた。


7月19日(金)


早朝5時40分の空港駅へのシャトルバスを予約しているので、4時30分にアラームをセットする。
6時13発の電車に乗り、Bernで乗り換えVispで下車、ここからPost busでSaas feeに向かう。

〜車窓から見えたトゥーン湖〜


〜〜〜サース・フェー(標高:1800m)〜〜〜

山道をクネクネと登り、09:30バスはサース・フェーの郵便局前の広場に到着した。

ねずみ返し倉庫を見ながらサース・フェー の村を歩きパノラマ橋を渡り、
ミッテルアラリン方面へのロープウェイ駅を探す。

〜ネズミ返し倉庫と4000m級の山並み(左奥の白い山がアラリンホルン)〜


一般車が入らないサース・フェーは落ち着きのあるのんびりとした美しい村。

当初の計画では、ツェルマット滞在中に一日を使ってサース・フェーを訪れる予定だったけれど、
天気予報で快晴が約束されていたことと、
スイスパスが使えるとの理由で、初日に立ち寄ることにした。
もう一つの理由は、
明日予定している4000m超のブライトホルンと
数日後のマッターホルンを目指すMさんにとっても、
ミッテルアラリン(3500m)展望台に登れば少なからず
高度に順化しやすくなるのではとみんなで考えた…。



ロープウェイ乗り場への道端にも可愛い花がたくさん咲いている。

北岳で見たハゴロモグサと同じ花が朝露に濡れて綺麗…

  
アルケミラ・クサントクロラ(ハゴロモグサの近縁種)     セルペルウィウム・モンタヌム(ベンケイソウ科)


ゲラニウム・シルバティクム(ハクサンフウロの仲間)


ロドデンドロン・フェルギネウム(アルペンローゼ)

 

ロープウェイ終点からちょっとだけ歩いて地下ケーブルに乗り換え、
一気に3500mのミッテルアラリンへ。


 〜アルペンメトロ(地下ケーブル)〜

ケーブルを降りると目の前にはアラリンホルン(4027m)が聳え、装備を整えた人たちが次々とアラリンホルンへ登っていく姿が見える。

これだけの晴天ならば私でも登れそう…

 


〜アラリンホルン〜


〜アルプフーベル、ティシュホルン、ドーム〜

ケーブルで同乗した日本人のご夫婦から聞いた話によると、
昨日は一日中雨で荒れ模様だったとのこと。
「今日はこんなに晴れてラッキーですね!!」と。
なるほど、それで新雪が積もっているわけですね…
圧縮車が稼働していたし、展望デッキには10〜15cm位の雪がそのまま残っている。
昨日の天気が想像できないほど、今日は風もなく穏やかに晴れ渡っている。あぁ〜〜有り難いけど、
この雪が、マッターホルンのヘルンリ稜には付いていないかと、不安になる。
当日までに雪が解けることを願いつつ、サース・フェーの村へと下ることにした。

  
〜新雪が積もった展望デッキで〜


雪の3500mとは別世界の花園が広がる


  
ゲンティアネラ・カムペストリヌ(リンドウ科)     トロリウス・エウロパエウス(キンポウゲ科)

  
フィテウマ・オルビクラレ(キキョウ科)       セドゥム・ダシフィルム(ベンケイソウ科)

スイスのアルプでは牛が放牧されるので、草花は牛さんの貴重な食糧となり、
牧草地のお花畑は飼料となるので定期的に刈り取られて
しまうそうだ。残っていてヨカッタ!!


〜お花畑の中の小径を下る〜

  
プランタゴ・メディア(オオバコ科)           ヘディサルム・アルピヌム(マメ科)



 


 〜おしゃれなホテル&レストラン〜



〜ねずみ返しの倉庫、地震の多い日本ではすぐに崩れてしまいそう…〜

Saas-FeeからバスでStalden-saasまで行き、Zermatt行きの電車を待つ。

 

 
〜Stalden Saas駅〜

電車が出たばかりで少し時間があるので次の電車まで、町を散策する。


〜どこを歩いてもベランダを飾る花が美しい〜

 15:15 いよいよZermattに到着!!


〜Zermatt 駅〜

駅で荷物を引き取り、これからお世話になるアパートメント「Haus Mischabel」に向かう。
キッチン、リビング、ベッドルーム2室、バス・トイレ付きの広いアパートのベランダからは、マッターホルンが望める。


〜リビング〜


〜ベッドルーム〜

想像以上の広さに興奮を抑えられないまま衣類などをクローゼットに収納する。
落ち着いたところで、ツエルマットの町に繰り出した。
Mさんは、マッターホルンに向けての打ち合わせのため約束の時間(17:00)にエージェントを訪ねる。




〜羊の行進〜


〜馬車も行き交う〜

マッターホルンのビューポイントの橋に来てみたけど、今の時間はちょっと霞んでいます。


〜マッター・フィスパ川はガイドブックで見たとおり白く濁っている〜



明日、Mさんはクライン・マッターホルンからブライトホルンのハーフトラバースを登るそうです。
私たち三人は、オーバーロートホルンに。

(3) に続く


 


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